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【浦和】国内リーグ活性化の使命感も背負い、男女合わせ7人の選手が東アジアカップへ|番記者コラム

カテゴリ:Jリーグ

轡田哲朗

2015年08月01日

国内組の構成で地上波放送あり。J&なでしこリーグを活性化するチャンスが到来。

今回の日本代表が東アジアカップで好結果を掴めば、Jリーグにさらなる熱気を呼び込めるはずだ。(C) SOCCER DIGEST

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 一方で、2013年に鹿島から加入して以来、浦和のエースとして君臨してきた興梠慎三が「10番」を背負って大会に臨むことになった。浦和の選手が国際大会で日本代表の10番を背負うのは初めてのことになる。背番号を聞いた瞬間の気持ちを聞くと「なんで? って思ったけど」と、照れ笑いをしたが、責任感は強く持っている。
 
「番号にはこだわってないけど、期待されると思いますので、それに恥じないようなプレーはしないといけないと思う。ひとつのチャンスだと思って、結果を出さなくてはいけない」
 
 興梠は、こう意気込みを語っている。普段から物静かな男が、今回の代表選出には「自分も久々の代表だし、やってやろうという気持ち」と熱い思いを語っているだけに、期待は大きい。
 
 ただし、この猛暑の厳しい時期に、高温多湿の中国で行なわれる大会に参加するのは選手にとっては負担の大きいものだ。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督も代表選出を喜んだうえで、「彼らが抱えてくる疲労度を考えれば……」と、表情を曇らせた。
 
 しかし、別の大きなメリットもある。国内組だけで構成されているとはいえ、男女合わせて6試合が日本代表のゲームとして注目を浴びることになる。テレビでも地上波で全国に中継され、Jリーグ所属選手たちの魅力をアピールするチャンスだ。
 
 ハリルホジッチ監督就任以来の常連メンバーである西川周作と槙野智章も、「国内組のプレーは良いなと思ってもらえれば、Jリーグを盛り上げることができる」と、代表の注目度を高めることでJリーグの活性化につなげたいと意気込んでいる。それは、なでしこジャパンと浦和レディースにも同じことが言えるだろう。
 
 第2ステージの浦和は苦しい戦いが続き、昨季は年間女王の座に輝いた浦和レディースも現在リーグ7位と、年間優勝への権利を持つ上位6チーム入りに向けて苦戦している。この東アジアカップをキッカケに、男女ともに浦和が再びリーグの主役に躍り出ることを期待したい。
 
 そして、男女合計7人の選手たちが「あの選手のプレーを見に、スタジアムに行ってみよう」と思わせるようなプレーを見せてほしい。そうすれば浦和のサポーターにとっても、楽しい週末になるはずだ。
 
文:轡田哲朗
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