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国公立クラスで成績優秀、知性に溢れ誰からも慕われた大津高時代…森保監督も賛辞を送った谷口彰悟という男とは?

カテゴリ:日本代表

安藤隆人

2022年01月28日

「高3の時は『俺たちのキャプテン』と誰もが思っていた。大津高校サッカー部の教えである『凡事徹底』を日頃からやっている人間」

高校時代はチームの教えである「凡事徹底」を率先して実行していたという。写真:安藤隆人

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 連日、吉田と冨安の不在をメディアなどで言われ続けていたが、まずは中国戦でその答えを明確に出した。

「正直、プレッシャーはありました。メディアを見ても『(2人が不在で)大丈夫か』という不安もあったと思いますし、『代役は誰なのか』と言われていたし、いろんなことを言われている中で、僕と滉がチャンスをもらった。普段出ている選手がいない中でも、僕らがしっかりとプレーすることで新たな競争が生まれます」
 
 試合後のメディア対応での受け答えは明確で、落ち着いていた。この立ち居振る舞いや言語化能力を見ても分かるように、彼の持ち味はピッチ内外での安定感にある。精神的に非常に落ち着いており、状況把握力、戦術理解力、そしてコミュニケーション能力と柔軟性と発信力を持ち合わせた日本屈指のCBであることは間違いない。

 今思うと、彼の知性は高校時代から抜群に優れていた。大津高では1年生の1年間は全員が普通科だが、高2に進級する際に理系と文系に分かれ、さらに学業優秀の生徒は文系1クラスと理系1クラスに分かれ、残りは普通の文系と理系クラスになる。谷口は文系1クラスの国公立クラスに進んだ。当時のサッカー部のレギュラーで国公立クラスに進んだのは2人で、谷口はそのクラスの中でもさらに優秀だった。

「彰悟は下からも上からも、同級生からも本当に慕われていました。みんな彰悟を認めていて、高3の時は『俺たちのキャプテン』と誰もが思っていた。大津高校サッカー部の教えである『凡事徹底』を日頃からやっている人間で、僕も心から尊敬していたし、信頼していました。まさに大津サッカーの体現者ですよね」

 こう振り返るのは高校のチームメイトだったGK藤嶋栄介(モンテディオ山形)だ。

 当時から取材ではハキハキとした受け答えで、自分の考え、現状をきちんと言語化できる選手だった。言葉だけではなく、日頃の行動が伴っているからこそ、周りは彼に大きな安定感を覚えて信頼を寄せる。それは今も変わらない。森保監督も「(谷口、板倉の)2人とも非常に落ち着いて試合の入りからプレーをしてくれた。ビルドアップのところでも、相手を止めるところでもチームをコントロールしながら、個々の局面でも戦ってくれて、うまさと強さを出してくれた」と賛辞を送った。
 
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