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国内組はわずか6人…最終予選メンバーに滑り込んだ谷口&山根の川崎勢に求められる役割は?

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2022年01月22日

吉田の代役となるのは誰か?

谷口はリーダーシップをとれる選手だが、吉田の代役としてピッチに立てるだろうか。写真:徳原隆元

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 国内組の中では圧倒的な存在感を示していた彼らも、欧州組が加わった中で見劣りする部分があれば、再び逆風にさらされ、レギュラー陥落危機に瀕しないとも限らない。最終予選ラスト4戦はもちろんのこと、11か月後のカタール本大会で存在感を発揮し、ベスト8進出という大目標達成の担い手になるためにも、ここからギアを一段階二段階アップさせることが肝心だ。

 一方、昨年11月のベトナム・オマーン2連戦(ハノイ・マスカット)に先発フル出場した山根は、今回は2番手からのスタートとなりそうだ。前回2試合は酒井宏樹が負傷し、川崎で好調を持続していた彼に出番が回ってきた格好だが、現在は酒井も復調。21日の流経大戦でも後半からサブメンバーとプレーするにとどまっている。
 
「あれだけのフィジカルのサイドバック(SB)は日本にはなかなかいない。本当に特別な存在です。ただ足が速いだけじゃなくて、ダイナミックさや日本人ではあまり見たことのないパワフルさがある。これはすごいな、大変だなと思いました」と山根自身もドイツ・フランスで世界と真っ向勝負を演じてきた酒井宏樹を羨望のまなざしで見つめている。

 けれども、彼には彼の強みがある。タッチライン際を繰り返しアップダウンできる無尽蔵の体力や献身性、チャンスメイク、フィニッシュに絡んでいくといった攻撃力という武器をより強烈にアピールしていくことが重要だ。酒井の状態にもよるが、今回も2連戦の一方、あるいは2戦続けて途中出場で出られる可能性もないとは言えない。すでに最終予選を経験している分、森保監督も山根の起用をすんなり決断できる状況にはある。そのアドバンテージを大いに生かすべきだ。

 そしてラストの谷口は、吉田の穴埋め役を巡るバトルに身を投じることになる。センターバック(CB)の1人は冨安健洋(アーセナル)でほぼ決まりと言っていい状況で、板倉滉(シャルケ)、植田直通(ニーム)とともにもう1枠を争わなければいけない。

 年下のライバル2人はドイツとフランスで屈強なFWと日常的に対峙しており、国際経験でアドバンテージがある。冨安と共闘した経験値も高い。となれば、どうしても彼らの方が有利ということになる。

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