エウケソンはウェイボーで声明「できるだけ早く戻りたい」
中国のファンやメディアは、帰化組の“忠誠心”に懐疑的だ。
ブラウニングを除くブラジル出身4選手はすべて広州FC(前・広州恒大)に所属し、その圧倒的な資金を背景に中国代表での活動にも精力的に取り組んでいた。だが昨年夏以降、親会社である恒大グループの経営破綻によってクラブからの給料支払いが滞り、11月中旬から12月上旬にかけて4人全員が怒りの退団表明。事実上の契約解除で、ブラジルへ帰国してしまったのだ。
ブラウニングを除くブラジル出身4選手はすべて広州FC(前・広州恒大)に所属し、その圧倒的な資金を背景に中国代表での活動にも精力的に取り組んでいた。だが昨年夏以降、親会社である恒大グループの経営破綻によってクラブからの給料支払いが滞り、11月中旬から12月上旬にかけて4人全員が怒りの退団表明。事実上の契約解除で、ブラジルへ帰国してしまったのだ。
直後に彼らは中国版ツイッター「ウェイボー」で「代表チームには必要とあれば戻ってくる」「力になりたい」との声明を発表したが、金銭的な支えがないなか、やはり再合流の可能性は低いと見る向きが強くなっている。ファンやメディアが今回のエウケソンの「感染情報」を100%信じることができなかったのも、そのためだ。
そんなムードを察したのか、エウケソンはインスタではなく今度はウェイボーを更新して、次のように状況を説明した。
「僕に関心を持ってくれてありがとう。クリスマスの後に新型コロナウイルスに感染してしまって、残念だけど今回は代表チームとともに日本へ遠征することができなくなったんだ。いまはアクティブにトレーニングと調整を始めているよ。また代表チームのジャージをふたたび着る日が、できるだけ早く来るのを楽しみにしている。僕を心配し、応援してくれているファンのみんな、ありがとう!」
新政権の下でリスタートを切った中国代表。突貫工事のドタバタ調整で不安を抱えるなか、ブラジル人帰化選手たちをも欠いて日本戦に臨むことになるのか。23日の出発までには、日本に乗り込む25名が最終発表される予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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