• トップ
  • ニュース一覧
  • 【女子アジア杯展望】なでしこジャパン、ハンデを乗り越え3連覇なるか! 注目は東京五輪組と新戦力の競争

【女子アジア杯展望】なでしこジャパン、ハンデを乗り越え3連覇なるか! 注目は東京五輪組と新戦力の競争

カテゴリ:日本代表

西森彰

2022年01月20日

タフな戦いでは熊谷、菅澤らベテランの力も必要に

林の多方面に繰り出す正確なパスに注目。「ミスなくビルドアップの良さを出していきたい」と意気込む。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 東京オリンピック組と新戦力の競争も楽しみだ。昨夏までチームをリードしてきた五輪組に追いつき、あるいは追い越してポジションを奪う選手がどれだけ出てくるか。

 別表の予想布陣図では、東京五輪時に起用されていた選手をレギュラーに置き、新顔の選手をサブに散りばめたが、これはあくまで半年前の序列。横一線の中盤をはじめ、はっきりした順位付けは困難だ。グループリーグの2試合をトライアルにして、3戦目以降のゲームで、ベスト陣容が見えてくるかもしれない。

 ボールを奪い返して、時間をかけずに相手ゴールまで寄せ切った欧州遠征の戦いぶりを見ると、低い位置からでもクリティカルなスルーパスを出せる長野風花への期待は大きい。マイナビ仙台レディースで同僚の隅田凛、宮澤ひなたらとの連係を発揮して、存在感を増すか。
 
 長野と同じポジションでプレーする海外組・林穂之香も、多方向にパスを散らせる選手で、「まず守備ではボールを奪って、バランスを取り、ミスなくビルドアップの良さを出していきたい」と意気込んでいる。

 ゴールキーパーでは田中桃子が、欧州遠征を含めたサバイバルで頭角を現すなど、池田咲紀子、山下杏也加の“双璧”に挑む。両者へのリスペクトを持ちながらも、「クロスボールへの飛び出しには、自信を持ってやっている」と田中桃。クロス攻撃が欧米と比べても上位クラスのオーストラリアとの対戦で、ゴールを任されるかが楽しみだ。

 タフな大会では、ベテランの力も必要になってくる。2010年からアジアカップを戦ってきた熊谷紗希、菅澤優衣香らは、ピッチ上のプレーと言葉で、自らの経験を若手に伝えてくれる。このチームでは上の立場になってきた猶本光も「大会も始まっているので、競争よりも、チームとして女子W杯の出場権獲得と優勝」と、優先順位を強く意識しており、頼もしい。
 
【関連記事】
なでしこジャパンがアジアカップに臨む23名を発表!佐々木則夫JFA女子委員長も太鼓判!「期待している」
「チームの力になれずものすごく残念」隔離中の岩渕真奈にできること。「沢山のパワーを送りたい」
「この男が大好き」衝撃デビューの前田大然、英語会見が大反響!「サッカー界のプリマドンナは彼を見習うべきだ」
「日本のサッカーは違うんだ」ガンバ新加入の韓国代表CBが明かす“Jリーグ行き”を決めた真意
「強奪に怒りもせず…」前田大然のデビュー弾を祝福した古巣マリノスの投稿を英メディアが称賛!「明らかに残業しているスタッフがいる」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ