タフな戦いでは熊谷、菅澤らベテランの力も必要に
東京オリンピック組と新戦力の競争も楽しみだ。昨夏までチームをリードしてきた五輪組に追いつき、あるいは追い越してポジションを奪う選手がどれだけ出てくるか。
別表の予想布陣図では、東京五輪時に起用されていた選手をレギュラーに置き、新顔の選手をサブに散りばめたが、これはあくまで半年前の序列。横一線の中盤をはじめ、はっきりした順位付けは困難だ。グループリーグの2試合をトライアルにして、3戦目以降のゲームで、ベスト陣容が見えてくるかもしれない。
ボールを奪い返して、時間をかけずに相手ゴールまで寄せ切った欧州遠征の戦いぶりを見ると、低い位置からでもクリティカルなスルーパスを出せる長野風花への期待は大きい。マイナビ仙台レディースで同僚の隅田凛、宮澤ひなたらとの連係を発揮して、存在感を増すか。
別表の予想布陣図では、東京五輪時に起用されていた選手をレギュラーに置き、新顔の選手をサブに散りばめたが、これはあくまで半年前の序列。横一線の中盤をはじめ、はっきりした順位付けは困難だ。グループリーグの2試合をトライアルにして、3戦目以降のゲームで、ベスト陣容が見えてくるかもしれない。
ボールを奪い返して、時間をかけずに相手ゴールまで寄せ切った欧州遠征の戦いぶりを見ると、低い位置からでもクリティカルなスルーパスを出せる長野風花への期待は大きい。マイナビ仙台レディースで同僚の隅田凛、宮澤ひなたらとの連係を発揮して、存在感を増すか。
長野と同じポジションでプレーする海外組・林穂之香も、多方向にパスを散らせる選手で、「まず守備ではボールを奪って、バランスを取り、ミスなくビルドアップの良さを出していきたい」と意気込んでいる。
ゴールキーパーでは田中桃子が、欧州遠征を含めたサバイバルで頭角を現すなど、池田咲紀子、山下杏也加の“双璧”に挑む。両者へのリスペクトを持ちながらも、「クロスボールへの飛び出しには、自信を持ってやっている」と田中桃。クロス攻撃が欧米と比べても上位クラスのオーストラリアとの対戦で、ゴールを任されるかが楽しみだ。
タフな大会では、ベテランの力も必要になってくる。2010年からアジアカップを戦ってきた熊谷紗希、菅澤優衣香らは、ピッチ上のプレーと言葉で、自らの経験を若手に伝えてくれる。このチームでは上の立場になってきた猶本光も「大会も始まっているので、競争よりも、チームとして女子W杯の出場権獲得と優勝」と、優先順位を強く意識しており、頼もしい。
ゴールキーパーでは田中桃子が、欧州遠征を含めたサバイバルで頭角を現すなど、池田咲紀子、山下杏也加の“双璧”に挑む。両者へのリスペクトを持ちながらも、「クロスボールへの飛び出しには、自信を持ってやっている」と田中桃。クロス攻撃が欧米と比べても上位クラスのオーストラリアとの対戦で、ゴールを任されるかが楽しみだ。
タフな大会では、ベテランの力も必要になってくる。2010年からアジアカップを戦ってきた熊谷紗希、菅澤優衣香らは、ピッチ上のプレーと言葉で、自らの経験を若手に伝えてくれる。このチームでは上の立場になってきた猶本光も「大会も始まっているので、競争よりも、チームとして女子W杯の出場権獲得と優勝」と、優先順位を強く意識しており、頼もしい。