「トップチームで100試合プレーしたような振る舞いをする」
その後、エルチェの下部組織などを経て、フベニールの2年目(U-18)を迎えた時期にエルクレスに加入。その年齢に応じてフベニールでプレーするのが本来の形だが、しかしエルクレスの首脳陣はいきなりエルクレスBに送り込んだ。その理由を当時エルクレスのカンテラ責任者だった、ホセ・アントニオ・パロミーノが説明する。
「本人はフベニールでプレーすることを希望した。でもモノが違っていた。怖いもの知らずにドリブルを仕掛けるところに可能性を感じた。だからいずれBチームで活躍できると考えて納得させた」
実際その通りとなり、アブデの活躍でエルクレスBは3部(実質4部)に昇格。そしてそのプレーがトップチームの監督、リュイス・プラナグマの目に留まり、その夏のプレシーズンに帯同することになった。
「ベテラン連中はトップチームで100試合プレーしたような振る舞いをすると冗談交じりに話していたよ。実際、競争心が旺盛で、ドリブルに絶対的な自信を持っていた。才能の塊だった。戦術面が粗削りで、自由を与えてプレーさせる必要はあったけどね。飲み込みも早かった。とりわけハングリー精神において他の選手よりも傑出していた」
プラナグマはそう述懐する。
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「本人はフベニールでプレーすることを希望した。でもモノが違っていた。怖いもの知らずにドリブルを仕掛けるところに可能性を感じた。だからいずれBチームで活躍できると考えて納得させた」
実際その通りとなり、アブデの活躍でエルクレスBは3部(実質4部)に昇格。そしてそのプレーがトップチームの監督、リュイス・プラナグマの目に留まり、その夏のプレシーズンに帯同することになった。
「ベテラン連中はトップチームで100試合プレーしたような振る舞いをすると冗談交じりに話していたよ。実際、競争心が旺盛で、ドリブルに絶対的な自信を持っていた。才能の塊だった。戦術面が粗削りで、自由を与えてプレーさせる必要はあったけどね。飲み込みも早かった。とりわけハングリー精神において他の選手よりも傑出していた」
プラナグマはそう述懐する。
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「シャビからは仕掛けるプレーを積極的に見せるよう言われている。だから僕はガンガン仕掛けるだけさ」と語るように、バルサでもその怖いもの知らずの姿勢は変わらない。シャビは「チャンスがあれば、無意識的に相手のフルバックと1対1に挑んでいる」とアブデのプレーを評する。
無意識的に――。アブデは、そうやってひたすらドリブルを仕掛け続けることで、わずか半年余りでセグンダBからバルサへのステップアップを遂げたのだ。
文●ジョルディ・キシャーノ(エル・パイス紙バルセロナ番)
翻訳●下村正幸
※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
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無意識的に――。アブデは、そうやってひたすらドリブルを仕掛け続けることで、わずか半年余りでセグンダBからバルサへのステップアップを遂げたのだ。
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