指揮官からの信頼を感じて後半はゴールを奪うことに集中
それでも、この渡邊の気持ちをすっきりとさせ、力強く背中を押したのは他ならぬ黒田剛監督だった。前半シュートゼロで帰って来た渡辺に対し、指揮官はハーフタイムに「今日、絶対にお前に(チャンスが)来るから」と声を掛けた。
「僕のことを信じてくれているんだと思って本当に嬉しかった」
「僕のことを信じてくれているんだと思って本当に嬉しかった」
指揮官からの信頼を直に感じて、後半はゴールを奪うことに集中して前からのプレス、堅い5バックの間に積極的に侵入することを意識した。ゴールへの執着心を前面に出したプレーをしたことで、待望の今大会初ゴールに繋がった。
「選手権にかける思いはどこの高校よりも青森山田が一番強いと思っています。僕も2年連続準優勝をスタンドから見て本当に悔しかった。だからこそ、今年はピッチに立って必ず優勝したい。次の自分に繋がる、殻を破る大会にしたい。準決勝では緊張している仲間がいたら笑顔でほぐして、泥臭いゴールで勝たせたいです」
ようやく手にした得点という結果。獰猛な牙を剥き出しにして、ゴールへのスイッチが入った渡邊は、飢えに飢えた最高の状態で新国立のピッチに立つ。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【高校サッカー選手権準々決勝PHOTO】東山1-2青森山田|先制許すも猛攻を仕掛けて逆転勝利!
「選手権にかける思いはどこの高校よりも青森山田が一番強いと思っています。僕も2年連続準優勝をスタンドから見て本当に悔しかった。だからこそ、今年はピッチに立って必ず優勝したい。次の自分に繋がる、殻を破る大会にしたい。準決勝では緊張している仲間がいたら笑顔でほぐして、泥臭いゴールで勝たせたいです」
ようやく手にした得点という結果。獰猛な牙を剥き出しにして、ゴールへのスイッチが入った渡邊は、飢えに飢えた最高の状態で新国立のピッチに立つ。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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