前を向くきっかけとなった恩師の言葉とは
ロッカールームに戻ってから吉良は、徳地監督にこんな言葉を掛けられた。
「ここで下向いて泣いていても、今の前橋育英の子たちを1年後、3年後に越えられない。そこを越えるためにまた明日練習しようと気持ちを切り替えてほしい」
恩師の言葉を受け、吉良は悔しさを滲ませながらも、「相手チームのほうが何枚も上手だった。1日1日積み重ねてきたなかで、今日の試合も一つの過程として捉えている。この経験はとてもバネになると思うので、次に繋げたい」と前を向く。
「ここで下向いて泣いていても、今の前橋育英の子たちを1年後、3年後に越えられない。そこを越えるためにまた明日練習しようと気持ちを切り替えてほしい」
恩師の言葉を受け、吉良は悔しさを滲ませながらも、「相手チームのほうが何枚も上手だった。1日1日積み重ねてきたなかで、今日の試合も一つの過程として捉えている。この経験はとてもバネになると思うので、次に繋げたい」と前を向く。
大会前、徳地監督は「負けて帰ってきた次の日も練習すると思う。それに何のストレスも感じないタイプ。不思議な奴です」と吉良について話していたが、指揮官の想像を上回るのが吉良の凄さ。試合後の会見では、「良い意味で本当に楽しかったですし、また今日帰ってから練習しようかなという気持ちでいっぱいです」と口にしていた。
屈辱的な大敗によって高校サッカー人生に終わりを告げたが、長いサッカー人生においてはほんの1ページに過ぎない。吉良だけでなく、チーム全員が『前橋育英戦での大敗があったから今がある』と、この先のサッカー人生で言える日がくることを願っている。
取材・文●森田将義(サッカーライター)
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