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【W杯本大会|日本のスタメン11人を占う】吉田も安泰と言えず。伊藤や板倉の急変貌で冨安のSB起用も視野に

カテゴリ:日本代表

加部 究

2021年12月26日

序列重視の安全運転で勝てないことは東京五輪が証明

欧州で研鑽を積む板倉。守備に止まらず得点能力も発揮しており、確実に吉田に肉薄している。(C)Getty Images

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 両サイドは、いずれも単独で仕掛けられるタイプが好調を持続しているので、左サイドは守備力と後方からの構築を考えても、長友佑都よりは中山雄太が効率的だ。ただし三笘薫との相性を考えて、ユーティリティ性の高い旗手怜央を用意しておく手もある。

 最前線は大迫勇也と同じ役割を託すなら、オナイウ阿道や鈴木優麿になるし、まだ原大智の奇跡的な急追の可能性も残しているが、現状ではゴール前での駆け引きに長けた古橋享梧をスタメンに起用し、対戦相手の疲労度合いを見ながら単独プレスからゴールも狙える前田大然を放り込む展開を描きたい。
 
 こうして見ても、日本の戦力は当企画の規定に即して16人に絞り込むのに頭を抱えるほど多彩で、来年冬の本番までにさらに成長が見込める何人かの有望株も目立つ。だが現実にアジアの最終予選では当落線上を争っている状態で、当然世界のトップレベルとは明白な差がある。

 序列重視の安全運転で勝てないことは、「金メダル獲得」を宣言しながら4位に終わった東京五輪が証明している。せめて出場切符を獲得出来たら、最後の舞台くらいは未来に繋がる夢も描いて見せてほしいものである。

文●加部究(スポーツライター)

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