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【W杯本大会|日本のスタメン11人を占う】吉田も安泰と言えず。伊藤や板倉の急変貌で冨安のSB起用も視野に

カテゴリ:日本代表

加部 究

2021年12月26日

迷ったら勢いのあるほうに賭けるべき

加部氏が想定するW杯本大会での“理想の11人”。

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 2022年11月21日に開幕するカタール・ワールドカップ。その時、世界の舞台でベスト8以上を目指す森保ジャパンのスタメンはどんな顔ぶれとなるか。まだアジア最終予選を突破したわけではないが、本大会を約1年後に控えたこのタイミングで、“理想の11人”について識者に見解をうかがった。
文●加部究(スポーツライター)

――◆――◆――
 
 ワールドカップ本大会へ向けて大化け途上なのが、伊藤洋輝、板倉滉、前田大然の3人だ。森保一監督は、よほどのブレイクがない限り序列を変えないだろうが、他の競技を見渡しても入れ替わったかもしれないと思った時には意外な大差がついているものだ。特に今年はコロナ禍の影響もあり、五輪を終えた後に世界選手権を開催した競技が多く、日本に限らず各国から後悔の声が漏れ伝わって来ている。

 まず最終ラインだが、J2からブンデスリーガ1部のレギュラーに定着というシンデレラストーリーを紡ぎつつある伊藤のスケール、レフティの特性やフィードの精度を考えると、左CBの候補に割り込んできても不思議はない。またフローニンヘンで著しく評価を高め、引き続きシャルケでもしっかりとプレー機会を得ている板倉も、守備に止まらず得点能力も発揮しており、確実に吉田麻也に肉薄している。

 もちろん吉田は日本代表では精神的な支柱でもあり、監督以上にスポークスマンの役割を果たす貴重な存在ではあるが、約1年後も安泰とは言い切れなくなってきている。もし伊藤や板倉が揃って急変貌を遂げるようなことがあれば、アーセナルと同様に冨安健洋のSB起用も視野に入れる嬉しい悲鳴状態が到来するかもしれない。

 そしてここはおそらく森保監督とは大きく見解が異なるところだが、日本は安全運転で戦っても自ら掲げるベスト8に到達するのは難しい。だからこそ迷ったら勢いのあるほうに賭けるべきだと思う。

 フォーメーションは一応4-2-3-1にしてあるが、遠藤航をアンカーに置いて、久保建英と田中碧をインサイドハーフに配した4-3-3に変型しても良い。いずれにしても2列目は、日本代表の看板を背負う最激戦区だ。東京五輪の久保と堂安律の良好な関係を活かすなら並べて起用するのも悪くない。いずれにしても2列目の中央エリアを担うのは、久保、鎌田大地、南野拓実とハイレベルな競争になるわけだが、この3人の中でピッチに立つのがひとりだと考えるならやはり久保になる。
 
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