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「トミヤスはプレミアのSBとしては物足りない」英国人記者が指摘する、冨安健洋の“弱点”とは?【現地発】

カテゴリ:海外日本人

スティーブ・マッケンジー

2021年12月18日

「今のままでは説得力に欠ける」と指摘した点は?

 それに、クロスが弱すぎる。ウエストハム戦では、少なくとも2本は意図的ではなく、”ただ上げただけ”だった。もっと意図的に、チャンスに結びつく道を見つけるべきだ。でなければプレミアリーグのSBとして説得力に欠ける。

 もちろん、彼は非常に安定した、ミスの少ない選手だ。だが、貢献度といううえでは、まだ物足りない。現代のプレミアリーグにおいて、SBは重要なポジションであり、攻撃の脅威になりうる存在だ。リーグの上位クラブが最高のSBを擁していることを考えれば、彼らがいかに重要な存在であるかがよくわかる。
 
 冨安はアーセナルで非常に良い状況にあり、世界最高のリーグでレギュラーとしてプレーしている。ホワイトやラムスデイル、ブカヨ・サカ、エミール・スミス・ロウなど、アーセナルで主力となっている選手の多くは、今後も第一線で活躍し続けることのできる若いプレーヤーだ。

 彼らとともに成長できるという最高の機会を、冨安には無駄にしてほしくないと願う。なにせ、プレミアリーグにおける選手の移り変わりは、とても早いのだから。

取材・文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

【動画】アーセナルがリーグ2連勝、冨安はフル出場! ウエストハム戦のハイライトをチェック
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