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名門・浦和レッズユースはなぜプレミア最下位に沈んだのか。熱血監督とともに描く再建へのポジティブな展望

カテゴリ:高校・ユース・その他

河野正

2021年12月16日

魅力的な人材は多い。1年での返り咲きなるか

選手たちと厚い信頼関係で結ばれる池田監督。これからも“浦和らしさ”を貫く。写真:河野正

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 指揮官は試合中、テクニカルエリアで指示を出し続けたが、選手への罵倒や理不尽な注文、不適切な発言は一度もない。勇敢なるアタックや守備対応には大声で称賛しながら拍手を送り、実に的確な指示でポイントを押さえていた。

「人を大切にすることが一番重要ですよね。人間としての成長が選手としての成長につながる。私の役目は個の特長を活かすチーム作りをすること。泥くさく得点し、泥くさく守るという浦和らしさを持ち続けるチームで来季を戦い抜きたい」

 現役時代から闘争心あふれる選手だった指揮官らしい言葉である。
 
 後半24分から中学2年のFW山根且稔を投入。渡辺隆正アカデミーダイレクターが「しなやかなストライカーです。大事に育てて確実に成長させたい」と期待する大器だ。

 魅力的な人材は大勢いる。前回はプレミア復帰まで4年を費やしたが、今回はもっと早いのではないか。

取材・文●河野 正

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