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浦和レッズでの総務部異動が名GMへの転機に!? FC岐阜が悲願のJ2昇格へチーム強化を託した男とは…

カテゴリ:Jリーグ

佐藤亮太

2021年12月14日

「神は細部に宿る」腐心のやりくりが17年度に過去最高の約80億円の収益につながる

遠藤航は16年に浦和に加入。この選手の補強も山道氏が担当している。写真:徳原隆元

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 強化部復帰後の2012年、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督を招へいすると、限られた資金で必要な戦力を整えるため、移籍金がかからない、いわゆる『ゼロ円補強』でチームを編成。13年、FW興梠慎三の獲得を手はじめに、14年にはGK西川周作、15年にはFW武藤雄樹、16年にはMF遠藤航など即戦力の補強を成功させた。

 その後、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が去り、堀孝史監督の再登板で2度目のACL優勝。その堀監督が契約解除になる18年4月まで山道氏の強化体制は続いた。
 
 この腐心のやりくりが17年度、過去最高となる約80億円の収益に少なからずつながっている。

 浦和を離れ、長崎で強化部長を務めた山道氏は19年11月から今年12月まで京都で強化部長を務め、J1昇格に尽力。名GMへの道を歩んでいる。

 普段の山道氏はにこやか。一方、背中に一本、筋の入った信念の持ち主でもある。

 その山道氏の印象的な言葉がある。
「神は細部に宿る」

 目標に向け縦横斜め、細かい気配り、手配りで達成していく。そんな仕事ぶりを言い表す言葉だ。

 FC岐阜で山道氏はチーム編成とともにアカデミーからトップチームまでの一貫した哲学と体制作りを任されている。

 これまで大型補強で目を引いたFC岐阜。クラブ間の競争が年々、激化するなか、将来に向け、あるべきクラブの姿を示すうえで、山道氏はうってつけの人物だ。

 ご当地になぞらえれば、軍師・竹中半兵衛か。

 来季、J3での天下取りへ、FC岐阜は着々と準備を進める。

取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
 
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