「神は細部に宿る」腐心のやりくりが17年度に過去最高の約80億円の収益につながる
強化部復帰後の2012年、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督を招へいすると、限られた資金で必要な戦力を整えるため、移籍金がかからない、いわゆる『ゼロ円補強』でチームを編成。13年、FW興梠慎三の獲得を手はじめに、14年にはGK西川周作、15年にはFW武藤雄樹、16年にはMF遠藤航など即戦力の補強を成功させた。
その後、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が去り、堀孝史監督の再登板で2度目のACL優勝。その堀監督が契約解除になる18年4月まで山道氏の強化体制は続いた。
その後、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が去り、堀孝史監督の再登板で2度目のACL優勝。その堀監督が契約解除になる18年4月まで山道氏の強化体制は続いた。
この腐心のやりくりが17年度、過去最高となる約80億円の収益に少なからずつながっている。
浦和を離れ、長崎で強化部長を務めた山道氏は19年11月から今年12月まで京都で強化部長を務め、J1昇格に尽力。名GMへの道を歩んでいる。
普段の山道氏はにこやか。一方、背中に一本、筋の入った信念の持ち主でもある。
その山道氏の印象的な言葉がある。
「神は細部に宿る」
目標に向け縦横斜め、細かい気配り、手配りで達成していく。そんな仕事ぶりを言い表す言葉だ。
FC岐阜で山道氏はチーム編成とともにアカデミーからトップチームまでの一貫した哲学と体制作りを任されている。
これまで大型補強で目を引いたFC岐阜。クラブ間の競争が年々、激化するなか、将来に向け、あるべきクラブの姿を示すうえで、山道氏はうってつけの人物だ。
ご当地になぞらえれば、軍師・竹中半兵衛か。
来季、J3での天下取りへ、FC岐阜は着々と準備を進める。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
浦和を離れ、長崎で強化部長を務めた山道氏は19年11月から今年12月まで京都で強化部長を務め、J1昇格に尽力。名GMへの道を歩んでいる。
普段の山道氏はにこやか。一方、背中に一本、筋の入った信念の持ち主でもある。
その山道氏の印象的な言葉がある。
「神は細部に宿る」
目標に向け縦横斜め、細かい気配り、手配りで達成していく。そんな仕事ぶりを言い表す言葉だ。
FC岐阜で山道氏はチーム編成とともにアカデミーからトップチームまでの一貫した哲学と体制作りを任されている。
これまで大型補強で目を引いたFC岐阜。クラブ間の競争が年々、激化するなか、将来に向け、あるべきクラブの姿を示すうえで、山道氏はうってつけの人物だ。
ご当地になぞらえれば、軍師・竹中半兵衛か。
来季、J3での天下取りへ、FC岐阜は着々と準備を進める。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)