永井と川又が揃ってピッチにいれば、ゴールの匂いはかなりするが…。

終盤はパワープレーで前線に張り出した闘莉王④だが、遠藤③ら湘南の堤防を突破できず。名古屋はパワープレーでしか怖さが感じられず、3-4-2-1の戦術浸透度の低さを露呈。 写真:J.LEAGUE PHOTOS
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 楢﨑正剛 6
幾度となく訪れた相手の決定機を身を挺して防ぐ。記者席で試合観戦した元湘南DFのジャーン氏が「楢﨑さんは本当に凄いっすね」と常に絶賛していた。
DF
5 大武 峻 5.5
決定機を食い止めた守備も見せたが……、高山に一歩前に入られて追加点を与えた。闘莉王が怒るのも無理はない。
4 田中マルクス闘莉王 5.5
相手に数多く放たれたCKでは、まるで彼に向けてボールを蹴っているのかと思わせるほど、ほぼ必ず撥ね返していた。ただ、終盤のパワープレーは不発に終わった。
6 本多勇喜 5.5
リスクを軽減させようとラインを下げ過ぎた。藤田征の投入後、サイドの主導権を握られた。
MF
20 矢田 旭 5.5
序盤はよく動いてパスコースを作った。パワープレーが増え出すと、セットプレー以外は目立てなくなった。
2 竹内 彬 5.5
ボランチに入り、球際では期待された強さを発揮した。ただし周りと連係面で噛み合わず。
22 小屋松知哉 5.5
ノヴァコヴィッチの高さを活かし、彼の背後を回って前線に飛び出しチャンスを作った。ただ後半途中にガソリン切れに。
19 矢野貴章 5.5
よく走ったが、クロス精度が低く、守備の対応も安定感を欠いた。60分にはCKからヘッドで惜しいシュートを放つ。
10 小川佳純 5
しっかり下がって対応していたが、大槻にマークを外され先制点を与えてしまった。期待されたゲームメイクもできず。
11 永井謙佑 5.5
川又投入後にアグレッシブさを取り戻し、その川又のゴールをアシストした。ただ全体的には持ち前のスピードを発揮し切れず、不完全燃焼に終わる。
FW
18 ノヴァコヴィッチ 5
ほとんど前を向いて仕事をできなかった。3-4-2-1のCFに、彼のような大型FWタイプは合わない?
交代出場
FW
32 川又堅碁 6.5
投入から短時間でしっかりゴールを決めて結果を残す。その勝負強さで、湘南に脅威を与え続けた。
MF
35 田中輝希 5.5
“一発”が期待されたが、終盤はパワープレーとなって、持ち味であるスピードを発揮する場面が訪れなかった。
監督
西野 朗 5
システムと個が合っていない。あくまでも勝手な推論だが……、4-3-3で永井がサイドに張り、中央にどっしりとノヴァコヴィッチが構えていたほうが、おそらく湘南としては怖かっただろう。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
GK
1 楢﨑正剛 6
幾度となく訪れた相手の決定機を身を挺して防ぐ。記者席で試合観戦した元湘南DFのジャーン氏が「楢﨑さんは本当に凄いっすね」と常に絶賛していた。
DF
5 大武 峻 5.5
決定機を食い止めた守備も見せたが……、高山に一歩前に入られて追加点を与えた。闘莉王が怒るのも無理はない。
4 田中マルクス闘莉王 5.5
相手に数多く放たれたCKでは、まるで彼に向けてボールを蹴っているのかと思わせるほど、ほぼ必ず撥ね返していた。ただ、終盤のパワープレーは不発に終わった。
6 本多勇喜 5.5
リスクを軽減させようとラインを下げ過ぎた。藤田征の投入後、サイドの主導権を握られた。
MF
20 矢田 旭 5.5
序盤はよく動いてパスコースを作った。パワープレーが増え出すと、セットプレー以外は目立てなくなった。
2 竹内 彬 5.5
ボランチに入り、球際では期待された強さを発揮した。ただし周りと連係面で噛み合わず。
22 小屋松知哉 5.5
ノヴァコヴィッチの高さを活かし、彼の背後を回って前線に飛び出しチャンスを作った。ただ後半途中にガソリン切れに。
19 矢野貴章 5.5
よく走ったが、クロス精度が低く、守備の対応も安定感を欠いた。60分にはCKからヘッドで惜しいシュートを放つ。
10 小川佳純 5
しっかり下がって対応していたが、大槻にマークを外され先制点を与えてしまった。期待されたゲームメイクもできず。
11 永井謙佑 5.5
川又投入後にアグレッシブさを取り戻し、その川又のゴールをアシストした。ただ全体的には持ち前のスピードを発揮し切れず、不完全燃焼に終わる。
FW
18 ノヴァコヴィッチ 5
ほとんど前を向いて仕事をできなかった。3-4-2-1のCFに、彼のような大型FWタイプは合わない?
交代出場
FW
32 川又堅碁 6.5
投入から短時間でしっかりゴールを決めて結果を残す。その勝負強さで、湘南に脅威を与え続けた。
MF
35 田中輝希 5.5
“一発”が期待されたが、終盤はパワープレーとなって、持ち味であるスピードを発揮する場面が訪れなかった。
監督
西野 朗 5
システムと個が合っていない。あくまでも勝手な推論だが……、4-3-3で永井がサイドに張り、中央にどっしりとノヴァコヴィッチが構えていたほうが、おそらく湘南としては怖かっただろう。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。