「僕が監督をやったらメチャメチャ面白いと思いますよ」

リーグ戦では控えに回ることも多かったが、自身の役割を理解して常に前向きな姿勢を見せた。アップ途中にはボールボーイの少年と会話をするシーンも(32節・G大阪戦)。(C) SOCCER DIGEST
槙野はこう語った。
「全てはクラブを強くしたい、一人でも多くの方にスタジアムに来てもらいたい、レッズを好きになってもらいたい」
浦和レッズへの深い愛情。
「全てはクラブを強くしたい、一人でも多くの方にスタジアムに来てもらいたい、レッズを好きになってもらいたい」
浦和レッズへの深い愛情。
そして「昔、僕が見ていた浦和レッズの強さや素晴らしい雰囲気をまた作り出したい。タイトルを獲った2006年、2007年以上のものを作り出したい」この気持ちだった。
会見でのあの涙は、深い浦和愛ゆえの困惑と惜別と心残りが入り交じった涙と言える。
今後の去就が注目されるが、槙野は少し先を見据えている。それは監督業。
プロ選手だけでなく、テレビ出演、ラジオパーソナリティ、社長業など活動は多岐にわたる。これらはすべて、将来的な監督業への布石に収れんされているように思える。
加入2、3年目の頃だったか、「僕が監督をやったらメチャメチャ面白いと思いますよ」と、無邪気に語っていたことが思い出される。
「次の目標として、監督になって帰ってきたい。今は新庄剛志さんが野球界を盛り上げていますが、『あの選手を観たい』と思ってスタジアムに行くファン・サポーターは多いが『あの監督を観に行きたい。あの監督が指揮するチームを観たい』と思ってもらえるような監督になって(浦和に)戻ってきたい」と、情熱は少しも変わっていない。
曰く、浦和の男。曰く、お祭り男。曰く、有言実行。そして涙の男。
34歳、槙野智章。次は何と戦うのか? 目が離せない。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
会見でのあの涙は、深い浦和愛ゆえの困惑と惜別と心残りが入り交じった涙と言える。
今後の去就が注目されるが、槙野は少し先を見据えている。それは監督業。
プロ選手だけでなく、テレビ出演、ラジオパーソナリティ、社長業など活動は多岐にわたる。これらはすべて、将来的な監督業への布石に収れんされているように思える。
加入2、3年目の頃だったか、「僕が監督をやったらメチャメチャ面白いと思いますよ」と、無邪気に語っていたことが思い出される。
「次の目標として、監督になって帰ってきたい。今は新庄剛志さんが野球界を盛り上げていますが、『あの選手を観たい』と思ってスタジアムに行くファン・サポーターは多いが『あの監督を観に行きたい。あの監督が指揮するチームを観たい』と思ってもらえるような監督になって(浦和に)戻ってきたい」と、情熱は少しも変わっていない。
曰く、浦和の男。曰く、お祭り男。曰く、有言実行。そして涙の男。
34歳、槙野智章。次は何と戦うのか? 目が離せない。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)