「周りからの期待や優勝候補という呼び声もあるけど、自分たちの強さや弱い部分は…」
サッカー選手として、選外になった悔しさはある。だが、前に進まなければ成長はない。小学校6年生の時に「このまま県内でプレーしても、さらに成長できない」と感じて福島を離れ、青森山田中に進学した。その時と同じく、今やるべきことを考えて、周りの活躍には流されなかった。
常に矢印を自分に向ける――。そうした考えは、冬の高校サッカー選手権への想いを聞かれた時にも現われていた。
「優勝候補としてのプレッシャーはあまりない。(インターハイ、U-18高円宮杯プレミアリーグ、選手権を制しての)三冠を掲げているのは周りではなく、自分たち。それに近づいているのは、自分たちが積み上げられてきたからこそ。周りからの期待や優勝候補という呼び声もあるけど、自分たちの強さや弱い部分は自分たちが一番分かっている。その上で相手を研究して、青森山田のサッカーをしたいと思う」
言い訳をせず、自分と向き合い続ける作業は簡単ではない。しかし、夏の王者として挑む冬の檜舞台でも、目の前の試合に全力を尽くすことが優勝への最短ルートだと考えている。
代表であっても、青森山田であっても、何も変わらない。地道に積み上げてきた職人肌のボランチは、自分が歩んできた道を信じて最後の冬に挑む。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)
「優勝候補としてのプレッシャーはあまりない。(インターハイ、U-18高円宮杯プレミアリーグ、選手権を制しての)三冠を掲げているのは周りではなく、自分たち。それに近づいているのは、自分たちが積み上げられてきたからこそ。周りからの期待や優勝候補という呼び声もあるけど、自分たちの強さや弱い部分は自分たちが一番分かっている。その上で相手を研究して、青森山田のサッカーをしたいと思う」
言い訳をせず、自分と向き合い続ける作業は簡単ではない。しかし、夏の王者として挑む冬の檜舞台でも、目の前の試合に全力を尽くすことが優勝への最短ルートだと考えている。
代表であっても、青森山田であっても、何も変わらない。地道に積み上げてきた職人肌のボランチは、自分が歩んできた道を信じて最後の冬に挑む。
取材・文●松尾祐希(フリーライター)