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新機軸の「ゼロトップ」が機能! 智将トゥヘルと新生ドルトムントが示した大いなる可能性

カテゴリ:ワールド

遠藤孝輔

2015年07月08日

ペップに私淑するトゥヘルはポゼッションサッカーをとことん追求か。

メンバーもシステムも前後半でガラリと変えたトゥヘル。智将と謳われる真骨頂を存分に発揮して、結果も手にした初陣に、今後への期待が高まる。 (C) SOCCER DIGEST

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 そのなかで、トゥヘルがこだわっていきそうなのがボールポゼッション。41歳のこの青年監督はバイエルンのジョゼップ・グアルディオラ監督に大きな影響を受けており、川崎戦前には「ポゼッションを大事にしよう」との指示を出していたという。
 
 マインツでは戦力的な事情から受けに回ってカウンターに徹する試合も少なくなかったが、手駒に事欠かないドルトムントではこの自らの理想をとことん追求する可能性が小さくない。
 
 仮にポゼッションサッカーを突き詰めるなら、キーマンとなりうるのは足下の技術に優れ、非凡なパスセンスを誇るGKビュルキ、DFマッツ・フンメルス、MFイルカイ・ギュンドアン、ヌリ・シャヒン、香川、ロイスあたり。川崎戦の前半にアンカーに入り、左右に効果的なパスを散らしていた新戦力のヴァイグルも、経験を積めば面白い存在となりそうだ。
 
 ただし、ドルトムントはもともとポゼッション能力の高いチームで、昨シーズンのボール支配率はバイエルンに次ぐブンデスリーガ2位。自陣の深い位置に引いて、守りを固めてくるチームの崩し方に課題があった。このあたりをどう改善していくかが、上位返り咲きを狙ううえでとりわけ重要となる。
 
 智将トゥヘルの手綱さばきが、奇しくも同様の問題に直面している日本代表にとっての示唆となるかもしれない。
 
取材・文:遠藤孝輔
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