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【U-18プレミアリーグ】名門・広島ユースが6戦未勝利のスランプ。戦力十分でも苦戦の理由とは?

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2015年07月06日

混戦の時に相手側にボールがこぼれてしまうわけ。

8節の東福岡戦で先制点を奪った広島ユースの加藤陸。しかし、東福岡の勢いの前に逆転を許してしまった。写真:平野貴也

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 攻撃面でやや慎重になったのは、判断や精度を求めていたからでもある。ただ勢い負けしなければ良いというものでもない。しかし、頭を動かしても身体を動かせないのでは戦えない。ボールを奪われても中盤で相手の攻撃の芽を早めに摘むための動きは見せていたが、混戦、競り合いのなかで東福岡のプレーに勢い負けする場面が多かった。
 
 今季からユースの指揮を執っている沢田謙太郎監督は、現状の課題をこう語っている。
「リズムがないなかでも耐え忍ぶことをやっていて、点を取られても慌てずにやることなどを準備してきた。でも、今日は先に1点取れたのに、後半は相手とガチャガチャと(競り合い、混戦に)なった時に、どうしても相手にボールがこぼれてしまう。この部分は本当に毎日やっていかないと、そう簡単にはこっちには(こぼれて)来ない。ボールが漏れると、圧倒的な差になってしまう。前半は相手の左サイドで漏れまくってしまった。もっと(プレス、球際を)強くしつこくやれなきゃいけない。今日は最後にPKを獲得するなど力を出せていたけど、あの勢いを後半の最初からできるようにしたい」
 
 8節を終えて2勝2分4敗。このまま6戦未勝利の出口が見えないようだと残留争いに巻き込まれることになる。冷静にボールを動かすことと、情熱的にゴールへ向かって戦うこと。そのふたつが同時にできてこそ、勝負強い広島ユースの姿を取り戻せる。
 
取材・文:平野貴也(フリーライター)
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