2年連続で決勝で敗れている桐光学園。田中には期する思いが…
「最後に決めきるのが彼らしい。寡黙な選手なのですが、一度スイッチが入ると、アクセントとなってくれる選手ですし、チームにとって重要な選手ですね」と試合後、鈴木勝大監督が称賛したように、80分間、田中のプレーは見ていて面白かった。
1-0とした後にも左サイドギリギリでボールを受けると、寄せて来たDFのわずかな隙間をするりとすり抜けて突破をすると、カットインで中に仕掛けた。このまま右足でシュートを放つかと思われたが、「FWが斜めに動き出したものを必ず見逃さないようにしています」と語ったように、三原がダイアゴナルランで裏へのスペースに抜け出したのを見ると、右足インフロントで浮き球のパス。完全に相手の裏をかく絶妙なパスは三原の足下にピタリと届いた。三原のシュートはGK境野のビッグセーブに阻まれたが、アイデアと技術に秀でたプレーは鈴木監督の言うアクセントとなっていた。
「2年連続(選手権神奈川県予選)決勝で負けて、1年の時はメンバーに入れずにスタンドから、2年の時はベンチ入りすることはできたのですが、試合には出られずベンチから先輩たちの悔しがる姿を見て来ました。決勝に出場できたら、ピッチに立つのは初めてになるので、自分のスタイルであるドリブル、パスをどんどん出していきたいと思っています」
2年間、チームに貢献できず、ただ悔しい思いを味わって来た。次は自分がピッチで歓喜を引き寄せる番。決勝の相手はインターハイ予選準々決勝でPK戦の末に敗れた相洋だ。3戦連続のヒーローとなってチームを3年ぶりの選手権出場に導くべく、田中は自身の闘争本能をかきたてその時を待つ。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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2年間、チームに貢献できず、ただ悔しい思いを味わって来た。次は自分がピッチで歓喜を引き寄せる番。決勝の相手はインターハイ予選準々決勝でPK戦の末に敗れた相洋だ。3戦連続のヒーローとなってチームを3年ぶりの選手権出場に導くべく、田中は自身の闘争本能をかきたてその時を待つ。
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