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【女子W杯】アメリカ:なでしこへの「特別な意識」はない。あるのは世界一への「純粋な闘志」|取材歴40年超の米ベテラン記者がリポート

カテゴリ:日本代表

マイケル・ルイス

2015年07月03日

「いまの我々は、別の旅をしてきた別のチーム」

エースのモーガン(後列左から2人目)をはじめ、アメリカの選手たちの意気込みは――。 (C) Getty Images

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「4年前の再戦よね。日本との対戦は楽しみだわ。でもそれは、ベストチームのひとつと決勝で戦えるという意味で。最高のチームを倒してチャンピオンになるめに、私たちはここに来たんだから」
 
 同じく前回大会を知るアリ・クリーガーは決勝への意気込みをこう語る。
 
「とにかく、私たちが気にしているのは私たち自身。相手がどうこうじゃない。いまチームはとてもいい状態で、勢いがある。ムードも最高。最高のファイナルを戦う準備はできている」
 
 4年前はひとりの観戦者だったジル・エリス監督のコメントが、アメリカのマインドを代弁しているだろう。
 
「お互いに才能あふれるチーム。ライバルの激突と言えるでしょう。双方、4年前を知る選手も大勢いるわ。
 
 でも、今大会は今大会。いまの我々は、(4年前とは)別の旅をしてきた、別のチーム。ここにいる23人の選手たちとコーチングスタッフは、この決勝という新たなチャレンジに心を躍らせている」
 
 アメリカが期しているのは、4大会ぶりのタイトル奪還だ。
 
文:マイケル・ルイス text by Michael LEWIS
 
マイケル・ルイス/サッカー取材歴40年を超える重鎮ジャーナリスト。ワールドカップは8大会、オリンピックは7大会の現地取材を数え、米紙『ニューズデイ』、英紙『ガーディアン』をはじめ、WEBサイト『FOXニュース・ラティーノ』などに寄稿する、北米サッカーメディア界の第一人者だ。1952年5月16日生まれ、ニューヨーク出身。今年6月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌でも連載開始。
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