「『こいつではダメだ』と思われないように結果を出すことに集中した」
その後も松木はプレーと声でチームを盛り立てた。71分に鈴木唯人との交代を告げられるまで、毅然としたプレーをピッチで示し続けた。
「途中合流の難しさよりも、『どんどんチャレンジしていいよ』ということだったので、自分なりに考えてチャレンジしました。練習から(インサイドハーフで)いいサポートをすることをイメージできたので、そこはスムーズに出せたと思います」
「途中合流の難しさよりも、『どんどんチャレンジしていいよ』ということだったので、自分なりに考えてチャレンジしました。練習から(インサイドハーフで)いいサポートをすることをイメージできたので、そこはスムーズに出せたと思います」
松木にとってボランチやサイドハーフ、トップ下は経験したことがあるが、3トップの下に2枚のMFが並ぶインサイドハーフは初めての経験だった。だが、コンビを組んだ田中聡、アンカーの松井、1トップの細谷真大との距離感も良く、その動きを見逃さずに初めてとは思えないアジャストぶりを見せた。
「日の丸を背負うということはそれに恥じないプレーをしないといけない。たとえ途中で参加をしても『こいつではダメだ』と思われないように結果を出すことに集中した。次も出場機会があればチャンスをモノにしたいと思います」と貪欲さを言葉でストレートに表現する一方で、「何より日本代表に貢献をしたいという気持ちが強い」と口にしたように、自分のなすべきことを理解していたからこそ実現できたパフォーマンスだった。
次は香港戦。出番があるかどうかは分からないが、ピッチに立てば雰囲気を変えられる選手であることはこの試合で再確認できた。だからこそ、次の試合もと、期待をしてしまうのは筆者だけではないだろう。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
「日の丸を背負うということはそれに恥じないプレーをしないといけない。たとえ途中で参加をしても『こいつではダメだ』と思われないように結果を出すことに集中した。次も出場機会があればチャンスをモノにしたいと思います」と貪欲さを言葉でストレートに表現する一方で、「何より日本代表に貢献をしたいという気持ちが強い」と口にしたように、自分のなすべきことを理解していたからこそ実現できたパフォーマンスだった。
次は香港戦。出番があるかどうかは分からないが、ピッチに立てば雰囲気を変えられる選手であることはこの試合で再確認できた。だからこそ、次の試合もと、期待をしてしまうのは筆者だけではないだろう。
取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)