鮮烈な復帰を果たしたバルセロナのアンス・ファティの“声”が、ファンの間でちょっとした話題になっている。

　現地時間９月14日に行なわれたチャンピオンズ・リーグのグループステージ、バイエルン・ミュンヘン戦を０-３で落としたバルサは、続くラ・リーガのグラナダ戦、カディス戦にいずれもドローと大苦戦。ロナルド・クーマン監督の解任論が熱を帯び、チームが暗い影に覆われるなか、明るいニュースを届けたのが新10番だ。

　昨年11月に左膝の内側半月板の損傷の大怪我を負い、長期離脱を余儀なくされていたファティは、26日のラ・リーガ第７節レバンテ戦で81分から323日ぶりに出場。すると、そのわずか10分後だった。

　ペナルティエリアの外から、コンパクトな振りで右足のシュートを放ち、鮮やかにネットを揺らしてみせたのだ。復帰を自ら祝う一撃は、チームの公式戦４試合ぶりの勝利を決定づける貴重なダメ押し点となった。

　躍動した18歳のスペイン代表FWは試合後、興奮たっぷりに、喜びとサポートしてくれたメディカルチームらに感謝の言葉を伝えている。
 

「このような形で復帰できるとは思っていなかった。一緒に戦ってくれた医師やフィジオ、それからファンのみんなに感謝している。僕はチームを助けることや、この数か月間苦しんできた家族のこと、クラブの人々のことを考えていたんだ。彼らは僕に素晴らしいサポートをしてくれた」

　そして今回、注目が集まっているのが、そのインタビューでの声が、背番号10の前任者であるリオネル・メッシとそっくりだということだ。SNS上では驚きの声が集まっている。

【動画】メッシの声に激似？話題となっているファティのインタビュー

「アンスがメッシのように聞こえることに気付いたのは私だけだと思ってた」
「メッシの生まれ変わり」
「驚くほど似すぎていている」
「なんてこった」
「メッシが彼の体を所有していることを誓う」
「メッシはまだ私たちの中にいる」

　18歳にしてバルサの10番を託された俊英は、メッシの存在を忘れさせるスターへと駆け上がるのか。今後の成長をクレも楽しみにしていることだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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