プレミアリーグデビューから2試合、冨安健洋がアーセナルで高く評価されているのは周知のとおりだ。そのインパクトは、今夏の移籍市場で大きく注目された超ビッグネームたちに匹敵するほどかもしれない。
スポーツメディア『Sportskeeda』は9月21日、これまでで期待を上回る出来を披露した新戦力5人をピックアップ。そのひとりに、マーケット最終日にボローニャからアーセナルに移籍した冨安を選出した。
そのほかに選ばれたのは、デマレイ・グレイ(レスター→エバートン)、メンフィス・デパイ(リヨン→バルセロナ)、ロメル・ルカク(インテル→チェルシー)、そしてクリスチアーノ・ロナウド(ユベントス→マンチェスター・ユナイテッド)。そうそうたる顔ぶれと、冨安が肩を並べている。
同メディアは「最終日のタケヒロ・トミヤス獲得でアーセナルを揶揄した者は多かった。伝説のアクション俳優ブルース・リーと比較した者もいた」と、前評判が決して高くはなかった冨安が、大きな活躍を見せていると伝えた。
「日本人選手がエミレーツ・スタジアムでいかに影響力のある選手となるか、彼らはまったく知る由もなかったのだ」
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「揶揄した者は多かったが…」
今シーズンのアーセナルはリーグ開幕から3連敗と低迷。ミケル・アルテタ監督はいきなり苦境に立たされた。だが、冨安がデビューしてからの2試合は、いずれも1-0とクリーンシートを保って連勝した。
Sportskeedaもこの点を指摘し、「アルテタがアジアのスターを右SBに起用して、すぐに事態は好転した」と、冨安が加わってからチームの流れが変わったと報じている。
「トミヤスはこれまでアーセナルで2試合に出場し、どちらもチームは勝利した。さらに見事なのは、まだ失点していないことだ。降格圏を脱して13位に浮上し、彼らはようやくより良い希望をシーズンに見出せるようになった」
もちろん、まだ2試合を終えたばかりだ。だが、決して謙虚さを失うことのない22歳は、さらなる飛躍が期待されている。いずれ、市場価値そのものでも、超大物たちと肩を並べる日が来るだろうか。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
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