アーセナルのミケル・アルテタ監督が、現地時間９月18日に敵地で行なわれるプレミアリーグ第５節、バーンリー戦への意気込みを語った。英紙『Daily Mail』が伝えている。

　昨シーズンは失意の８位に終わり、巻き返しを目指すアーセナルだったが、今シーズンは1954-55シーズン以来となるまさかの開幕３連敗スタート。今夏の移籍市場最終日に獲得した冨安健洋をいきなり先発起用した11日のノーリッジ戦で、１-０と辛くも初勝利を挙げた。

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　不甲斐ない戦いぶりに周囲から厳しい声が飛ぶなか、ミケル監督は軟弱のレッテルを貼られた自軍のイメージの払拭へ、「（今週の）土曜日から、物語を変えて違うものを出して行く」とこのバーンリー戦をターニングポイントとする決意を示した。その第一歩として、「チームの繋がりを築きたい」と語ったが、パンデミックの期間はそれが難しかったという。

「互いに繋がり、共同でエネルギーを作り出す必要がある。そのためには、彼らの間に愛情、愛、信念がなければならない。それができるのは自分が見たものや、（他の人の）キャラクターを気に入ったり、繋がりを感じたりしたときだけだ。正直、この18か月間は何もしていない。コロナや様々な規制があったからね。今後は一緒に楽しめることを少しずつやっていきたいと思っている」
 

　アーセナルOBである39歳のスペイン人指揮官は、選手時代にはいくつかのチーム・ビルディング活動に参加していたという。

「僕にとっては、ここのトレーニング場で行なわれたものがベストだったね。ショーン・オコナー（アーセナルの施設管理者）が全てを準備してくれて、家族や子供たちと一緒に楽しくゲームをしたんだ。チームやクラブ、スタッフがお互いをより深く知ることができたのは素晴らしいことだったよ。互いに繋がることが大事なんだ」

　また、先週末に新天地デビューを果たした冨安にも言及。「彼はクリーンで、正直で、清々しさがある。完全にコミットしていて、全てのボールに向かっていくし、安心感を与えてくれる」と、ぶっつけ本番ながら上々のスタートを切った22歳に賛辞を寄せている。

　ここから一気に反攻へ。アーセナルは開幕からいまだ未勝利で19位に沈むバーンリーをきっちりと叩き、上昇気流に乗ることができるか。そして、『Daily Mail』は「日本代表の右サイドバック、タケヒロ・トミヤスは今日も先発する予定だ」と伝えたように、２試合連続スタメンが有力の冨安にも大注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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