「アルテタがトミヤスを優先しろと掛け合った」英紙が冨安健洋の“駆け込み移籍”の舞台裏を明かす

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年09月14日

「バルサとの交換移籍が成立する寸前だった」

冨安(左)の獲得を強く希望したのはアルテタ監督だったという。(C)Getty Images

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 9月11日にエミレーツ・スタジアムで行なわれたプレミアリーグ第4節でデビューしたアーセナルの冨安健洋。加入が発表されたのは移籍市場がクローズする8月31日で、その後に代表戦を挟んでチームに合流したのは、試合の2日前。トレーニングに参加したのはわずか1日だった。

 念願のプレミアで初先発を飾った22歳の日本人DFは、攻守で存在感を発揮。痙攣のために62分で交代したが、ピッチを去る際には、ファンからスタンディングオベーションが送られた。ミケル・アルテタ監督は試合後の記者会見で「トミのデビューはとてもポジティブ」と称えている。OBや現地メディアの評価も上々だ。

 その冨安の今夏の動向について、英紙『The Athletic』が13日付けで舞台裏を明かしている。

「トミヤスに興味を示していたのはトッテナムで、これは間違いなかった。彼はトッテナムに行く確率が高かった。一方、アーセナルのエドゥTDは、エクトル・ベジェリンとバルセロナのエメルソン・ロイヤルと交換移籍の手続きを進めていた。交渉はまとまる寸前だったが、これに待ったをかけたのが、ほかでもないアルテタだった」

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 その理由は、自らの方針と異なる戦力補強だったという。

「彼は『ロイヤルが自分の好むシステムに合うのか、フィットするのか、確信がないし、納得ができない』と直訴し、取引は停滞した。そしてトミヤスの獲得を優先しろと掛け合ったのだ。結果、ベジェリンはベティスにレンタルで渡り、ロイヤルのトッテナム行きが決まった。そしてアルテタはデッドライン・デーに、希望していた守備的なプレーヤーの獲得に成功したのだ」

 これらは8月29日から31日までの短期間に起きた怒濤の出来事だったが、「成否は土曜日の試合に表われていた。すべての関係者にとっていい結果となったといえる」と評している。

 リーグ開幕から3連敗で最下位とどん底のスタートを切ったアーセナルは、冨安ら新戦力の加入でようやく浮上のきっかけをつかんだ。18日にはアウェーのバーンリー戦を控えている。

 痙攣で途中交代となった冨安は、再び先発でピッチに立ち、勝利に貢献できるか。早くも現地で注目を集めている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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