冨安健洋の「申し分ない」アーセナルのデビュー戦で、英国人記者が目撃した”異様な光景”とは?【現地発】

カテゴリ:海外日本人

スティーブ・マッケンジー

2021年09月13日

「冨安の実力に驚いた」

冨安の振る舞いは非常にクレバーで、ファンに期待を持たせるものだった。。(C)Getty Images

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 9月11日土曜日、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドでクリスチアーノ・ロナウドが2度目のデビューを果たした。彼が先発するのかしないのか、ゴールを決めるのかどうかは、今週のイングランドのスポーツ界において最大の関心事となっていた。

 そんななかで、私はアーセナル対ノーリッジの試合を観戦に行った。オールド・トラフォードから160マイル南に位置するノース・ロンドンのエミレーツスタジアムでは、日本人の冨安健洋がアーセナル加入後初の先発メンバー入りを果たしていた。

 アーセナルは今シーズン、ブレントフォード、チェルシー、マンチェスター・シティを相手に開幕3連敗と最悪のスタートを切っていた。指揮官のミケル・アルテタは大きなプレッシャーを感じていたことだろう。移籍市場のクローズ前に21~23歳の6人もの選手を獲得したのは、彼が将来を見据えた補強をフロントに訴えたからだと言われている。

 今年は欧州カップ戦出場権を持たないからこそトップ選手の補強は難しい。だが、若い選手を獲得し、育成するにはベストなシーズンとも捉えることができる。

 私は過去に何度か冨安の試合を見たことがあり、若くてハングリーな選手であることは知っていた。だが、想像以上に、プレミアでの即戦力となりうる実力を備えていたことに驚いた。

【PHOTO】電撃移籍後、いきなりのスタメン出場!アーセナルで躍動する冨安健洋!
 リーグ19位のノーリッジと最下位のアーセナルという一戦は、冨安がデビューを果たすにはいい舞台だったと思う。ピッチに登場した彼を見てまず思ったことは、身長があり、フルバックとしての優れた適性があるということだ。しかも、サイドにいながらも空中戦が強く、スピードもある。セットプレーでも脅威となりそうだ。

 前半終了間際に放ったボレーシュートは惜しくも外れたが、見事だった。シーズンが進むにつれて、ゴールも決められる資質を示したといえる。もうひとりの新加入選手(ベン・ホワイト)との連携はまだまだだが、これも時間が解決する問題だろう。ともにスタートラインに立ち、理解を深められる仲間がいるのは良いことだ。

 ちなみに、私が座っていたメディアシートのわずか2列前にはアーセナルのサポーターが座っていた。ピッチ上でエキサイティングなことが起きると彼らが立ち上がって見づらくなるので困るのだが、前半だけでも彼らは冨安のプレーに感銘を受け、何度も立ち上がっていた。例のボレーシュートのときは私も立ち上がらないと何が起きたか分からなかったほどだ。

【PHOTO】2021年夏に欧州で新天地を求めたサムライたち
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