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「トミヤスは最大の発見だった」冨安健洋の売却に元ボローニャSDが見解!「1年でとんでもない価格変動が…」

カテゴリ:海外日本人

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2021年09月12日

デビュー戦で上々のパフォーマンスを披露

2シーズン在籍したボローニャに別れを告げ、ステップアップ移籍を果たした冨安。(C)Getty Images

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 ファンは、優れた主力選手にいつまでもチームに残ってほしいものだ。だがクラブは、経営面を考慮しなければならない。

 ボローニャは移籍市場最終日、日本代表DFの冨安健洋をアーセナルに売却した。移籍金はボーナスを含め、最大2300万ユーロ(約28億8000万円)といわれる。

 周知のように、冨安は夏を通じて去就が騒がれた。特に報じられていたのが、アーセナルのライバルであるトッテナムへの移籍だ。だが、ボローニャの希望とされた2500万ユーロ(約31億3000万円)に迫る金額を提示することはなかった。

 そのため、ボローニャは一時、技術部門の幹部ワルテル・サバティーニが残留を示唆するなど、冨安をシニシャ・ミハイロビッチ監督のチームに残すのではないかとささやかれた。だが、まもなくマーケットが閉まるという土壇場の最終日、アーセナルへの移籍が決まったのだ。

【動画】「皆を驚かせた」と英紙が注目!アーセナルデビュー戦で見せた冨安の衝撃プレー
 かつてボローニャのスポーツディレクターを務めたフィリッポ・フスコは、地元紙『il Resto del Carlino』のインタビューで、冨安の放出について「今の市場では売る必要がある」と話した。

「彼は(リッカルド・)ビゴンSDとサバティーニの最大の発見だった。だが、これほどの利益なら、評価するのが正しい。今の選手たちは、1年でとんでもない価格変動があるんだ。正しい取引だった」

 実際、今シーズンの出来いかんでは、冨安の市場価値が下がる可能性もゼロではない。そのとき、ボローニャは「売り時を逃した」と批判されるだろう。

 一方で、冨安退団が大きな戦力ダウンなのも確かだ。右サイドから守備を崩され、チームの成績が低迷すれば、「売るべきではなかった」とやはり批判されるかもしれない。

 冨安は9月11日のプレミアリーグ・ノーリッジ戦で、合流間もないにもかかわらず先発デビューを飾り、1時間にわたって上々のパフォーマンスを披露した。ボローニャは、冨安不在を感じさせずにいられるか。13日の第3節で、ヴェローナをホームに迎える。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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