あと数時間で閉幕を迎える今夏の欧州主要リーグの移籍マーケットで、ビッグディールが成立するかもしれない。
『Sky Italia』の移籍専門記者であるジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、ユベントスがパリ・サンジェルマンに対し、1年ローンまたは2年ローンでのマウロ・イカルディ獲得を打診したようだ。
クリスチアーノ・ロナウドが古巣のマンチェスター・ユナイテッドへと移籍したユベントスが、その後釜としてセリエAでの実績もあるイカルディの獲得に動いているという。
ただ、ユベントスの前線はパウロ・ディバラ、アルバロ・モラタ、フェデリコ・キエーザら既存戦力に加え、サントスから19歳の逸材カイオ・ジョルジを獲得。さらにエバートンからクラブの下部組織出身で昨シーズンはパリSGで活躍した21歳のFWモイゼ・ケーンの加入が内定しており、正式発表を待つ段階と戦力は整いつつある状況だ。
移籍マーケット閉幕までに交渉成立なるか
パリSG側は、レアル・マドリーが獲得を熱望しているキリアン・エムバペの去就が不透明だったこともあり、ユベントスとの交渉は進展していなかった。
状況が変わったのは現地時間8月30日、フランス大手の『L'Equipe』紙が、エムバペの移籍を巡るR・マドリーとの交渉が決裂したとの報道があったからだ。
今夏にリオネル・メッシが加入し、エムバペが残留へと大きく傾いたことで、パリSGでのイカルディの出場機会はかなり制限されることが予想される。
最終的には本人の気持ちとマーケット閉幕までの時間との勝負となるため、最後までイカルディの去就から目が離せない。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部