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豪快すぎるヘディング弾に3つの秘訣。湘南FWウェリントン、ドラマの予感漂う浦和戦で爆発なるか?

カテゴリ:Jリーグ

佐藤亮太

2021年08月28日

今季5ゴールはいずれもヘディングのゴール。なぜそれほど空中戦に強い?

柏戦で決めたウェリントンの豪快なヘディングシュート。多少無理な体勢からでも威力のあるシュートが飛んでいく。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 胸のすく爽快な勝利だった。

 J1リーグ28節、湘南ベルマーレはアウェーでセレッソ大阪と対戦。4分、MF古林将太のゴールを皮切りに、終わってみれば5-1の大勝。湘南は勝点を「25」とし15位に浮上した。しかもゴールシーンはクロス、セットプレー、カウンターと多種多様だったことも収穫が多かった。
 
 今季の湘南を振り返ると、内容では相手に優るものの、勝点に結びつかないゲームが多い。前線からの激しいプレス。豊富な運動量。速攻遅攻を織り交ぜたやり方を継続するとともに、中断明けから中盤をダブルボランチに変更。守備の安定を担保に攻撃性、得点力を高めている。その一端がC大阪戦に表われたと言える。

 百点満点。望外の勝利のなか、気になったのはFWウェリントンがベンチ外だったこと。湘南・浮嶋敏監督は欠場の理由をコンディションの問題とした。得点源であり攻守の起点ともなるウェリントン不在の大勝をどうとらえるべきか難しいが、依然として不可欠な選手であることには間違いない。

 そのウェリントンだが、ここまでリーグ5得点だが、そのすべてを頭で決めている。その内訳は以下の通りだ。

11節・アウェー清水戦。左サイドDF毛利駿也のクロス。
13節・ホーム大分戦。左サイドFW池田昌生のクロス。
18節・アウェー浦和戦。左サイドMF畑大雅のクロス。
20節・ホーム柏戦。敵陣内浅い位置からのセットプレー。DF石原広教の浮き球のパス。
25節・ホーム清水戦。右サイドMF古林将太のクロス。

「一番、ヘディングしやすいところは分かっているつもり。そこにクロスを上げるだけ」と清水戦後、MF古林は相性の良さを語った。

 それにしてもなぜ頭なのか? ウェリントンによればユース時代、もともと得意だったヘディングをさらに強化すべく、コーチとマンツーマンで居残り練習を欠かさなかったという。その賜物と言える。

 では、どのようにして決めるのか? かいつまんで3つの秘訣を語ってくれた。

・ペナルティエリア内のポジショニングの取り方を意識すること。
・クロスが自分にボールが来る前に相手GKを見ること。
・相手GKが取りづらくなるように位置と方向とタイミングを考えて打つこと。

 この3つを挙げた。

 厳しいマークに遭うなか、頭で決めているのは恵まれた体格とともに技術が必要だ。ポジショニングや駆け引きもさることながら、前述通り、アシストは石原(広)、畑、古林、池田、毛利とどれも違う選手。きっちり合わせるというより、このあたりというラフなボールでも合わせてしまうところが強みだ。
 
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