「移籍を望む選手の姿勢ではなかった」とも
指揮官が前日に残留を強調したばかりだ。だが、シーズン開幕戦という大事な試合でベンチスタートになれば、騒ぎとなるのは避けられない。
ユベントスは8月22日のセリエA開幕戦で、ウディネーゼと敵地で2-2と引き分けた。2点を先行しながら守り切れなかったことも話題だが、同じくらいに注目されたのが、クリスチアーノ・ロナウドがスタメンから外れたことだ。
ミッドウィークにユベントスはU-23と練習試合を行なったが、ロナウドはこの試合も欠場した。だが、マッシミリアーノ・アッレーグリ監督らは、フィジカルの問題を否定している。であれば、去就と関連づける見方が浮上するのは当然だ。
ユベントスとの契約が残り1年となったこの夏、ロナウドが去就を騒がれてきたのは周知のとおり。本人は先日、インスタグラムに報道を批判するコメントを発表した。ただ、『Gazzetta dello Sport』紙は、ロナウドが投稿でユーベの名を出しておらず、残留を明言していないと指摘している。
試合前日会見では、アッレーグリがロナウドから「残ると言われた」と明かした。だが、開幕戦ベンチスタートで周囲は再び去就問題との関係を疑っている。
【動画】GKシュチェスニーの2つの痛恨ミス&取り消しとなったC・ロナウドの劇的AT弾
ユベントスは8月22日のセリエA開幕戦で、ウディネーゼと敵地で2-2と引き分けた。2点を先行しながら守り切れなかったことも話題だが、同じくらいに注目されたのが、クリスチアーノ・ロナウドがスタメンから外れたことだ。
ミッドウィークにユベントスはU-23と練習試合を行なったが、ロナウドはこの試合も欠場した。だが、マッシミリアーノ・アッレーグリ監督らは、フィジカルの問題を否定している。であれば、去就と関連づける見方が浮上するのは当然だ。
ユベントスとの契約が残り1年となったこの夏、ロナウドが去就を騒がれてきたのは周知のとおり。本人は先日、インスタグラムに報道を批判するコメントを発表した。ただ、『Gazzetta dello Sport』紙は、ロナウドが投稿でユーベの名を出しておらず、残留を明言していないと指摘している。
試合前日会見では、アッレーグリがロナウドから「残ると言われた」と明かした。だが、開幕戦ベンチスタートで周囲は再び去就問題との関係を疑っている。
【動画】GKシュチェスニーの2つの痛恨ミス&取り消しとなったC・ロナウドの劇的AT弾
衛星放送『Sky Sport』によると、パベル・ネドベド副会長は、試合前に「選手と同意して決めた選択だ。開幕でまだトップコンディションじゃない」と火消しに動いた。
「監督はベストのメンバーをピッチに送り出そうとするものだ。欧州王者のジョルジョ・キエッリーニだってベンチスタートだよ。もちろん、ことしもロナウドはユベントスの選手だ」
試合後、アッレーグリも「ロナウドは元気だ。彼と話し、みんなのコンディションを見たうえで、彼にはベンチスタートにすると伝えた。後半に彼が必要になるだろうとね」と述べている。
「全員と同じように彼は従い、途中出場してうまくやった。ゴールも決めた(※ビデオアシスタントレフェリーの介入でオフサイドと判定され取り消しに)。とにかく技術的な問題ではない。フィジカルコンディションだ」
しかし、『Sky Sport』は、この一件を「日曜のミステリー」と題して振り返った。『Gazzetta dello Sport』紙は、アディショナルタイムに得点が取り消されたことも含めて「映画のような夜」と報じている。
「だが、ハッピーエンドのない映画だ」
一方で、同紙は、ロナウドがクーリングブレイクで味方に積極的に指示を出すなど、「客観的に見て、移籍を望む選手の典型的な姿勢ではなかった」とも伝えている。
果たして残り約1週間となった今夏のマーケットで、ロナウドがユニホームを変える可能性は残されているのだろうか。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部