あとは“決めるだけ”の段階だが…
東京五輪開催でJリーグは一時中断。その間、各チームは戦力補強やミニキャンプ実施など、再開後に向けて準備を進めている。五輪後はいかなる戦いを見せてくれるか。ここでは、J2の大宮アルディージャを取り上げる。
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J1昇格を旗印にスタートした大宮だが、J3降格圏の21位と低迷が続いている。
成績不振から岩瀬健前監督が解任され、昨季まで山口の指揮を執った霜田正浩監督が就任。霜田体制になると戦術の整備が進み、クロスからゴールを狙う意図がハッキリした。布陣は4-2-3-1と4-3-3を併用。両サイドバックが前線まで顔を出して、守りに入らない積極スタイルを貫く。チームは躍動感を取り戻し、チャンスの数も明らかに増加した。
あとは“決めるだけ”の段階だ。しかし、“決めるだけ”が一番難しい。霜田監督が采配を振るった6試合は、1勝4分1敗で得点数は6。1試合で2得点するサッカーを目指しながら、それを実現できたのは1試合のみだった。攻撃の見どころは多い一方、決定力に課題を残しつつの中断期間入り。この期間を利用して連係を深め、フィニッシュの精度向上を図っている。
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J1昇格を旗印にスタートした大宮だが、J3降格圏の21位と低迷が続いている。
成績不振から岩瀬健前監督が解任され、昨季まで山口の指揮を執った霜田正浩監督が就任。霜田体制になると戦術の整備が進み、クロスからゴールを狙う意図がハッキリした。布陣は4-2-3-1と4-3-3を併用。両サイドバックが前線まで顔を出して、守りに入らない積極スタイルを貫く。チームは躍動感を取り戻し、チャンスの数も明らかに増加した。
あとは“決めるだけ”の段階だ。しかし、“決めるだけ”が一番難しい。霜田監督が采配を振るった6試合は、1勝4分1敗で得点数は6。1試合で2得点するサッカーを目指しながら、それを実現できたのは1試合のみだった。攻撃の見どころは多い一方、決定力に課題を残しつつの中断期間入り。この期間を利用して連係を深め、フィニッシュの精度向上を図っている。
決定力に関しては頼もしい顔触れが加わった。J1の徳島からFW河田篤秀が完全移籍。新潟、徳島時代にJ2通算31得点をマークした実績があり、霜田監督は「ストライカーの嗅覚、能力は十分うちの戦力になってくれる」と称賛。河田も「自分のストロングは得点を取るところ。しっかり期待してもらって、僕も結果で応えるべき」と請け負う。
守備でもJ1の横浜FCから元日本代表GKの南雄太を期限付きで獲得。柏、熊本、横浜FCと渡り歩き、J1通算266試合、J2通算363試合に出場した41歳のベテランの加入は、さまざまな面での好影響が考えられる。南は「どんなときもチームの勝利のために戦うのは必ず自分がやらなければいけないし、やろうと思っている」と力を込めた。
守備でもJ1の横浜FCから元日本代表GKの南雄太を期限付きで獲得。柏、熊本、横浜FCと渡り歩き、J1通算266試合、J2通算363試合に出場した41歳のベテランの加入は、さまざまな面での好影響が考えられる。南は「どんなときもチームの勝利のために戦うのは必ず自分がやらなければいけないし、やろうと思っている」と力を込めた。