PK戦のキッカーはどうやって決まった? 森保監督が明かした4人への思い【東京五輪】

カテゴリ:日本代表

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2021年07月31日

「私やスタッフで決めようかとも思ったが…」

試合後の会見でPK戦のキッカーについて言及した森保監督。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

画像を見る

 U-24日本代表は7月31日、東京五輪の準々決勝でニュージーランドと対戦。圧倒的に押し込みながら、延長戦を含む120分間で相手の堅牢を崩せず、スコアレスのまま突入したPK戦で、何とかベスト4進出を決めた。

 今大会初めて無得点に終わったが、PK戦では上田綺世、板倉滉、中山雄太、吉田麻也と、4人全員が成功。相手は2人が失敗し、4-2で勝利をモノにした。

 試合後の会見で、どういう経緯でこの順番になったのかを問われた森保一監督は、「PK戦の順番については、私やスタッフで決めようかとも思ったが、疲労度も考え、キッカーとしての思いもあると思うので、挙手制にした」と明かした。

【五輪代表PHOTO】GK谷晃生がスーパーセーブ!PK戦に勝利し歓喜に沸くU-24日本代表の笑顔を厳選!
 そして、「4人以外にも蹴りたい選手はいたと思う」と前置きしたうえで、4人のキッカーについての思いを語っている。

「1人目の綺世は、このチームの立ち上げの時、2017年のタイの大会(M-150 CUP)でPKを蹴って外している。このチームで俺が決めてやるという思いを持っていた選手だった。

 滉と雄太はこのオリンピックでずっとチームを支えてきて、それが今に繋がっている。もう2試合に繋げていくという強い思いを持って決めてくれて、これまでの活動を振り返っても嬉しい。最後はオーバーエイジとしてチームのために戦ってくれたマヤが決めた」

「みんなで繋げてPK戦で勝って次に進みたい」という指揮官の思いが的中し、見事に勝利を飾った日本。苦戦を強いられたものの、いい雰囲気のままスペインとのセミファイナル(8月3日開催)に挑む。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

【日本代表PHOTO】東京オリンピックに挑む、選ばれし22選手を紹介!
 
【関連記事】
【セルジオ越後】次は日本サッカーの決勝戦! メダルを獲らないと見向きもされないのが五輪だよ
【U-24日本 0(4PK2)0 U-24ニュージーランド|採点&寸評】死闘を制し4強入り! PK戦で活躍の守護神がMOM!/東京五輪
「迷惑をかけてしまった」と久保建英が反省。スペイン戦に向けては「150%の力でチームを勝たせたい」【東京五輪】
「今日のMVPは麻也」「相手監督を褒めるしかない」本田圭佑がNZ戦を解説!【東京五輪】
「さよなら 日本」サッカー男子ドイツ代表の“集合写真風”イラストが話題。舞台となったのは…【東京五輪】

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ