女子日本代表は７月27日、東京五輪のグループステージ最終戦で、チリ女子代表と宮城スタジアムで対戦。３試合目にして初の有観客試合となったなかで、サポーターの手拍子も力に序盤から再三チャンスを作るが、相手守護神の好守にも阻まれ、どうしても得点が奪えない。

　それでも77分だった。杉田妃和からペナルティエリア内で縦パスを受けた岩渕真奈が相手を背負いながらも、右足のアウトサイドでゴール前へパス。これを後半から入った田中美南が右足で押し込み、ついにネットを揺らした。

　結局、この一発が勝負を決め、なでしこジャパンは１-０でチリを撃破。勝点を４に積み上げ、苦しみながらも８強入りを決めた。

　フル出場で決勝点をアシストした岩渕は、試合終了直後に自身のツイッターを更新。「３位通過だけどここで終わらなくて本当によかった。みなナイス！みんなナイス！有観客試合、最高でし！！！応援ありがとうございました」と興奮気味にメッセージを寄せた。

　思わず本音も漏れた歓喜の勝利報告には多くのファンが反応。小さな大エースへの賛辞や激励が続々と集まっている。
 

「みなナイス！まなもナイス！」
「日本のエース最高です」
「気持ちの入ったナイスプレーでした」
「有観客試合、やはり力になったのですね」
「本当に最高の10番。テレビ越しではありますが、精一杯応援しています！！」
「マナドーナ！金曜全力で応援」
「次の埼玉スタジアム、キモチだけは観客席にいます！！」
「ソフトに続け！」

　また、「でし」に食いつくファンも少なくなく、「お疲れ様でし！！！」「最高の勝利でし！」といったコメントも。こういった声に気付いてか、岩渕はすぐに「うわ、大事なところで、[た]が抜けてる。大事だからもう一回！！！有観客試合！最高でした！」と追加投稿も行なっている。

　30日の準々決勝ではグループステージ全勝で勝ち上がった難敵スウェーデンと激突。再び無観客試合にはなってしまうが、数えきれないほどのサポーターが画面を通して、熱い声援を送っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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