特大の伸びしろを有するブレイク候補
J1の湘南ベルマーレは7月22日、阪南大学高校のFW鈴木章斗(3年)が2022年シーズンから加入すると発表した。東京五輪に挑むU-24日本代表MF遠藤航(シュツットガルト)を筆頭に、多くのタレントを育成してきた湘南にまた新たなブレイク候補が参入する。
【PHOTO】2021年の高校サッカー界を彩る主な注目株を写真でチェック!~関西編
ガンバ大阪ジュニアユース出身の鈴木は、前線でのキープ力と決定力に長けたストライカーで、今季のプリンスリーグ関西では9試合で6ゴール。4ゴールを奪ったインターハイ大阪予選では、2試合で決勝点を奪うなどストライカーとしての仕事を確実にこなせるのが強みだ。
今季は高校年代では手に負えないほどのプレーを見せているが、今後さらなる成長を期待できるのも魅力のひとつ。濱田豪監督は「ここから伸びる要素がまだある。FWは外国人選手との競争があるので難しくても、ゴール前に行くまでの繋ぎで嫌な選手になってくれるのではと期待しています」と口にする。
2021年度の高体連でNo.1クラスの活躍を見せる鈴木と湘南の出会いは、昨シーズンにまで遡る。すでに獲得が決まっていたMF平岡大陽をチェックするため、昨年度の選手権予選準決勝を訪れたスカウトの目に留まる。
今年5月に練習参加した際には高校年代とのプレースピードの違いに戸惑った。「動き出しのタイミングやシュートの部分を学んだ。高校年代とは違い、谷(晃生)さんなど日本代表クラスのキーパーがいるので、ゴールが小さく見えた」と振り返るが、持ち味であるキープ力は十分通用し、自信を得たという。FW石原直樹がシュートを打つ際のタイミングの外し方などを見て学べたことも大きく、6月に入ってからはJ2クラブの練習にも参加したが、「高いレベルで挑戦してみたかった」と湘南入りを決断した。
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ガンバ大阪ジュニアユース出身の鈴木は、前線でのキープ力と決定力に長けたストライカーで、今季のプリンスリーグ関西では9試合で6ゴール。4ゴールを奪ったインターハイ大阪予選では、2試合で決勝点を奪うなどストライカーとしての仕事を確実にこなせるのが強みだ。
今季は高校年代では手に負えないほどのプレーを見せているが、今後さらなる成長を期待できるのも魅力のひとつ。濱田豪監督は「ここから伸びる要素がまだある。FWは外国人選手との競争があるので難しくても、ゴール前に行くまでの繋ぎで嫌な選手になってくれるのではと期待しています」と口にする。
2021年度の高体連でNo.1クラスの活躍を見せる鈴木と湘南の出会いは、昨シーズンにまで遡る。すでに獲得が決まっていたMF平岡大陽をチェックするため、昨年度の選手権予選準決勝を訪れたスカウトの目に留まる。
今年5月に練習参加した際には高校年代とのプレースピードの違いに戸惑った。「動き出しのタイミングやシュートの部分を学んだ。高校年代とは違い、谷(晃生)さんなど日本代表クラスのキーパーがいるので、ゴールが小さく見えた」と振り返るが、持ち味であるキープ力は十分通用し、自信を得たという。FW石原直樹がシュートを打つ際のタイミングの外し方などを見て学べたことも大きく、6月に入ってからはJ2クラブの練習にも参加したが、「高いレベルで挑戦してみたかった」と湘南入りを決断した。
いまでは本格派のストライカーとして鳴らすが、中学時代は昨シーズンJ1デビューを果たしたMF中村仁郎(現G大阪ユース)らの陰に隠れて目立つ存在ではなかった。「ボールを失わない選手」と評価されていたが、当時は身体が小さかったこともあり、目立った結果が残せず。本人が希望する攻撃的なポジションではなく、サイドバックとしての起用も多かった。
転機を得たのは、高校に入ってから。抜群のキープ力と大人しい選手が多い阪南大高の選手とは違うギラギラとした性格を買われ、希望するサイドハーフでのプレー機会が増えた。昨年になってから身長が10センチ近く伸びたのも大きく、夏以降は逞しくなったフィジカルを最大限に活かすべく、FWに本格転向したのだ。
転機を得たのは、高校に入ってから。抜群のキープ力と大人しい選手が多い阪南大高の選手とは違うギラギラとした性格を買われ、希望するサイドハーフでのプレー機会が増えた。昨年になってから身長が10センチ近く伸びたのも大きく、夏以降は逞しくなったフィジカルを最大限に活かすべく、FWに本格転向したのだ。