大型補強を進めるパリ・サンジェルマンが、ラツィオのアルゼンチン代表FWホアキン・コレア獲得へ乗り出したようだ。
現地時間6月29日、フランス・メディア『PARIS FANS』は、先週末(6月26日)にパリSGのレオナルドSD(スポーツディレクター)がコレアの代理人であるアレッサンドロ・ルッチと契約の可能性について話し合ったと伝えている。
ラツィオは、インテルへと旅立ったシモーネ・インザーギ監督の後任にマウリツィオ・サッリ新監督を招聘。サッリが要望する新戦力を獲得するために、コレアを売却してキャッシュを得たいと考えているようだ。
小誌『ワールドサッカーダイジェスト』でもお馴染みの移籍専門記者ジャンルカ・ディ・マルツィオは、「移籍金4500万ユーロ(約56億2500万円)での売却を望むラツィオに対し、パリSG側は値段の引き下げるために金銭に加え、パブロ・サラビアを含めることを考えている」と投稿し、両クラブが交渉中であることを裏付けている。
ラツィオは約56億円の移籍金を要求とも
現在、アルゼンチン代表としてコパ・アメリカに参戦しているコレアは、チェンジ・オブ・ペースを駆使したドリブルを得意とするアタッカーで、スピードを活かした突破力と決定力を兼ね備えている。
20-21シーズンの公式戦38試合に出場して、11ゴール・6アシストを記録。ラツィオにとって12年ぶりの参戦となったチャンピオンズ・リーグでは、3ゴール・2アシストの活躍でグループステージ突破の原動力となった。
コレアとラツィオの契約は24年6月までとなっており、パリSGが獲得へ本腰を入れた場合、同じFWのマウロ・イカルディの売却もしくは、エバートンと再レンタル交渉が続くモイゼ・ケーンを手放す可能性が高くなる。
パリSGがどう動くのか、今後の展開から目が離せない。
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部