【数字が語るEURO2020優勝候補の「切り札」スペイン代表編】新たな象徴はドイツからハットトリックを奪ったあの新星?

カテゴリ:国際大会

手嶋真彦

2021年06月14日

登録24選手中17人は、メジャートーナメント初出場

未知数な部分が少なくないスペインだが、2大会ぶりの戴冠なるか。(C)Getty Images

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「今回のスペインは蓋を開けてみないと分からないよね」
「戦力も未知数だらけだし」
 
 調べてみるとEURO2020の登録24選手中およそ7割の17人は、ワールドカップを含めたメジャートーナメント初出場だ。ちなみに優勝したEURO2012の初出場は3人だけだった。

「その分、ポテンシャルは大きい、という見方もできますよ」

 横から割り込んできたのは、例によって例のごとく数字だ。ポテンシャルが大きい? この手の表現は裏を返すと、そんなに強くないってことなんじゃ……。まあとりあえず、数字の話を聞いてみるか――。



 EURO2020が1年遅れでついに開幕した。それはそうと、なぜ「数字」が口を挟んできたのか、企画の趣旨をかいつまんで説明すると――。
 
・EURO2020の優勝候補は8か国(と言われている。とりあえずそこは疑わない)。
・ワールドカップやEUROの歴史を紐解くと、意外なヒーローや彗星のごとく出現したラッキーボーイも大会の行方を決定づける切り札となってきた。
・それならば大会をより楽しむために、優勝候補8か国の誰もが知っている切り札(ポルトガルならクリスチアーノ・ロナウド)を踏まえつつ、意外なヒーローやラッキーボーイの候補者たち、すなわち隠れた切り札にもなりえる選手を予想しておこう。
・予想は数字に重きを置く。
・具体的には個人勝率の比較を用いることにする。
・遠い過去まで遡りすぎると最近の実情から離れてしまいかねないので、各国とも直近30試合を分析対象とする。そのうえでEURO2020エントリーメンバー1人ひとりの①出場した試合の勝率、②出場しなかった試合の勝率(不在時勝率)を当該国内で比較する。
・原則的には個人勝率の高い選手、不在時勝率の低い選手の中から、隠れた切り札の候補者を探し出す。
・データの精度を高めるために、親善試合は分析対象の直近30試合からすべて除外する。
・同じ狙いでUEFA加盟国のFIFAランク下位15か国(いわゆる弱小国)との対戦も、分析対象からすべてカットする。
・実際に勝率を比較してみると、意外な発見がいくつもあった(スペイン代表メンバーの個人勝率一覧はこちら詳しい企画趣旨はこちら)。
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