チャンピオンズ・リーグ（CL）決勝という大舞台での見事なパフォーマンスは、歯に衣着せぬ発言で話題となる元イタリア代表のアントニオ・カッサーノを“謝罪”に追い込んだ。

　クリスティアン・ヴィエリのTwitchチャンネル『Bobo TV』で、カッサーノはチェルシーのエヌゴロ・カンテに対する評価を改めると話した。『TUTTOmercatoWEB』が伝えている。

　５月29日のマンチェスター・シティとのCL決勝で、チェルシーの優勝に貢献したカンテは、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、多方面から大きく称賛された。

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　そのカンテについて、カッサーノは「考え直さなければいけない」と“謝罪”している。応援するインテルの補強候補に挙がったカンテを不要と断じたのが間違いだったと認めたのだ。

「１年前、オレはインテルで役に立たないんじゃないかと言った。だが、彼はファンタスティックな選手だ。トーマス・トゥヘルが就任してから知性とともに走り回ってきた。破壊的だ。これほどの選手とは思わなかった。脱帽だよ。世界最強のMFのひとりだ」

　また、カッサーノは同じチェルシーの司令塔ジョルジーニョも評価している。ただ、それと比較するかたちで、ジョルジーニョのイタリア代表のチームメートであるパリ・サンジェルマンのマルコ・ヴェッラッティをこき下ろした。

「ヴェッラッティは得点もアシストも少ない。アンドレア・ピルロのようにチームを動かすこともない。ロングフィードもない。ゴールに蹴ることすらない。ジョルジーニョのほうがずっと役立つ。とてもインテリジェントだ」

　今後、ヴェッラッティはカンテのようにカッサーノを“謝罪”させることができるだろうか。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部