判断ミスで間接FKを献上、失点に絡むプレーも
本来の位置でプレーした試合で厳しく評価されたのは、痛手かもしれない。
ボローニャの冨安健洋は5月17日、セリエA第37節ヴェローナ戦で先発フル出場した。久しぶりにCBでプレーした日本代表DFだが、失点に絡むなどして酷評されている。
開始早々にチームが先制を許した前半、冨安は16分に自陣ボックス内でGKフェデリコ・ラバーリアに至近距離でバックパス。守護神は手でボールを止めることになり、間接FKを献上した。
前半のうち同点に追いついて迎えた後半の53分、ボローニャは追加点を許す。左からのクロスを、冨安がマークしていたニコラ・カリニッチに決められた。
その後再び同点とし、黒星を回避したボローニャだが、イタリア・メディアは冨安をこき下ろしている。
衛星放送『Sky Sport』や『TUTTOmercatoWEB』(「非常に苦しんだ」)は、及第点を少し下回る5.5点の採点だったが、『Sport Mediaset』や『calciomercato.com』は5点との評価。前者は「うまくいかない夜」、後者は「不確実なところばかりで中身なし。何度もマークを逃し、相手にスペース献上。悪かった」と批判している。
ボローニャの冨安健洋は5月17日、セリエA第37節ヴェローナ戦で先発フル出場した。久しぶりにCBでプレーした日本代表DFだが、失点に絡むなどして酷評されている。
開始早々にチームが先制を許した前半、冨安は16分に自陣ボックス内でGKフェデリコ・ラバーリアに至近距離でバックパス。守護神は手でボールを止めることになり、間接FKを献上した。
前半のうち同点に追いついて迎えた後半の53分、ボローニャは追加点を許す。左からのクロスを、冨安がマークしていたニコラ・カリニッチに決められた。
その後再び同点とし、黒星を回避したボローニャだが、イタリア・メディアは冨安をこき下ろしている。
衛星放送『Sky Sport』や『TUTTOmercatoWEB』(「非常に苦しんだ」)は、及第点を少し下回る5.5点の採点だったが、『Sport Mediaset』や『calciomercato.com』は5点との評価。前者は「うまくいかない夜」、後者は「不確実なところばかりで中身なし。何度もマークを逃し、相手にスペース献上。悪かった」と批判している。
『Corriere dello Sport』紙も同じく5点でゲームワーストの採点。『Gazzetta dello Sport』紙は、さらに低い4.5点でワーストに選出し、「CBに戻り、うまくやることができなかった。愚かなバックパス」と断じた。ボローニャ専門サイトの『bolognasportnews』も4.5点で酷評している。
「エリア内の至近距離でFKを献上したのはセンセーショナル。CBとしては実質的にいつもタイミングが合わず、2点目の場面ではカリニッチにやられた。まだ準備できていない役割であることに、シーズン終盤の困難が加わった」
同じくボローニャ専門サイトの『tuttobolognaweb.it』によると、OBのジュゼッペ・アナクレリオは、「トミヤスが非常に苦しんだ。ほとんど認識できないほどだった」と驚いている。
「これほど彼が困難に陥ったのは見たことがない。守備陣最強だから驚きだ」
昨シーズンから右SBとして不動の評価を得ている冨安だが、一方で本職のCBとしてはたびたび批判を浴びている。シーズン後の去就も注目される中、この日のパフォーマンスが何かしらの影響を及ぼすことはあるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
「エリア内の至近距離でFKを献上したのはセンセーショナル。CBとしては実質的にいつもタイミングが合わず、2点目の場面ではカリニッチにやられた。まだ準備できていない役割であることに、シーズン終盤の困難が加わった」
同じくボローニャ専門サイトの『tuttobolognaweb.it』によると、OBのジュゼッペ・アナクレリオは、「トミヤスが非常に苦しんだ。ほとんど認識できないほどだった」と驚いている。
「これほど彼が困難に陥ったのは見たことがない。守備陣最強だから驚きだ」
昨シーズンから右SBとして不動の評価を得ている冨安だが、一方で本職のCBとしてはたびたび批判を浴びている。シーズン後の去就も注目される中、この日のパフォーマンスが何かしらの影響を及ぼすことはあるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部