ベストメンバーに近い布陣で戦う必要があったのか
5月28日のミャンマー戦に臨む日本代表のスタメン表を見て、ふと思った。なぜ久保建英を先発で使わないのかと。ワールドカップ・アジア2次予選のここまでの戦いぶりで判断するかぎり、ミャンマーは日本よりも戦力的に劣る。そうした相手に、しかもあと1勝で2次予選突破が決まる試合で、ベストメンバーに近い布陣で戦う必要があったのかは甚だ疑問だ。
日本代表の当面の目標はカタール・ワールドカップ出場であり、アジア2次予選はあくまで通過点。だとするなら、このミャンマー戦で主力中の主力である大迫や吉田を起用するメリットはさほど感じられなかった。
勝てば2次予選突破というタスクがある試合で、これまで代表戦であまり使われていなかった選手を起用してこそ得られるものが大きいのではないか。“いつものメンバー”(冨安のコンディション不良でCBの一角は板倉だったが)で、戦力差のあるミャンマーに勝ったところで……、というのが正直な感想だ。
現在の控えメンバー中心で戦ったら相手にリスペクトを欠くとの見方もあるだろうが、一方で1点目の崩しの美しさ、大迫のゴールを演出した長友のクロスの素晴らしさを力説したところでどうなのか。例えばミャンマー戦前半の内容を細かく分析しても、ワールドカップ・アジア最終予選に向けての参考資料にはならないだろう。
日本代表の当面の目標はカタール・ワールドカップ出場であり、アジア2次予選はあくまで通過点。だとするなら、このミャンマー戦で主力中の主力である大迫や吉田を起用するメリットはさほど感じられなかった。
勝てば2次予選突破というタスクがある試合で、これまで代表戦であまり使われていなかった選手を起用してこそ得られるものが大きいのではないか。“いつものメンバー”(冨安のコンディション不良でCBの一角は板倉だったが)で、戦力差のあるミャンマーに勝ったところで……、というのが正直な感想だ。
現在の控えメンバー中心で戦ったら相手にリスペクトを欠くとの見方もあるだろうが、一方で1点目の崩しの美しさ、大迫のゴールを演出した長友のクロスの素晴らしさを力説したところでどうなのか。例えばミャンマー戦前半の内容を細かく分析しても、ワールドカップ・アジア最終予選に向けての参考資料にはならないだろう。
チームの底上げを考えるなら、今回のミャンマー戦で久保や室屋、浅野などをスタメンで使うべきだった。大迫や吉田、南野が最終予選のすべての試合を万全な状態で戦える保証などどこにもない。メンバー間の競争意識をより高める意味でも、今回のミャンマー戦ではチャレンジな選手起用をすべきだった。
南野のW杯予選6戦連続ゴール、モンゴル戦に続く大迫のハットトリックもさして驚くようなトピックスではない。スコアを見ても、この実力差の相手ならやれて当然。それはゴール後の選手たちの“冷静な喜び方”を見ても理解できただろう。
ミャンマー戦の勝利にも、選手のパフォーマンスにもケチをつけるつもりはない。ただ──。交代枠でも久保を使わなかった森保監督の采配に疑問を感じたのは、果たして著者だけだろうか。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集長)
南野のW杯予選6戦連続ゴール、モンゴル戦に続く大迫のハットトリックもさして驚くようなトピックスではない。スコアを見ても、この実力差の相手ならやれて当然。それはゴール後の選手たちの“冷静な喜び方”を見ても理解できただろう。
ミャンマー戦の勝利にも、選手のパフォーマンスにもケチをつけるつもりはない。ただ──。交代枠でも久保を使わなかった森保監督の采配に疑問を感じたのは、果たして著者だけだろうか。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集長)
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