どもー！ ぺこぱのシュウペイです！

　今回は、欧州フットボールシーンのラストを締め括るチャンピオンズ・リーグ（以下、CL）の決勝戦について、です。

　ファイナルのカードはマンチェスター・シティ対チェルシーのイングランド勢対決になりました。プレミアリーグでも見ることができる対戦ではありますが、CLという舞台で、しかもヨーロッパのナンバーワンを決める試合となれば、また違った印象がありますよね。いつもとは異なる雰囲気の中で“ビッグイヤー”を争うわけですから。

　明確な理由はないんですが、今回の決勝戦は歴史に残る一戦になるような気がするんです。“～の奇跡！”とか“伝説の～”とか。後々振り返ったら、何かしらの枕詞がついちゃうような激闘になるんじゃないか、と。決勝に進んだ２チームを見た時、まずはそう思いました。

　今季２年ぶりにプレミアを制したシティは、攻撃力が魅力。デ・ブルイネやアグエロなど、チームの起爆剤になれる選手が少なくない。彼らの躍動感あふれるプレーが楽しみな一方で、下部組織時代にボールボーイをやっていたフォデンが今度はCL決勝のピッチに立つかもしれないとか、そういうヒストリー的な部分にもサッカーファンとしては注目しています。

　チェルシーは、なんといってもカンテですよね。中盤でのスピード感溢れるボール奪取には目を奪われます。良い守備から良い攻撃が始まるチェルシーには欠かせない存在。チームとしては、守りながら隙を見て、しっかり点を取る。シーズン途中に監督がトゥヘルに代わってから、さらに状態が良くなった感じがします。

　見どころとしては、やっぱりデ・ブルイネとカンテのマッチアップじゃないですかね。そこのバトルで優位に立ったチームのほうが、優勝の可能性が高まるか。ただ今の時点で勝者を占うなら、いろんな面で勢いのあるチェルシーかな、と思っています。
 

　とにかく楽しみですね。見るべきポイントがたくさんある試合だと思いますが、個人的なサッカーの見方としては、パスをもらう前の選手の動きとか、どのタイミングでオーバーラップを仕掛けるとか、ボールを持っていない人の動きに注目しています。

　俗に言う“３人目の動き”ですよね。AからBにボールを預けた時、そのリターンをもらうためのCの裏への動き出しとか。そこに走り出したか！って。ラストパスを出す選手より、それをもらう選手の動きに目が行きます。

　それと海外の選手って、めちゃくちゃ動いているわけではなくて、いざボールが出た瞬間の一歩の速さとかが凄い。そこで一気に試合が動く、みたいな。ゆっくりボールを回しているけど、中盤に１本パスが入ってからが速かったりする。ゲームの表情がパッと変わる瞬間は見逃したくないですね。