財政難のバルサ、“怪物”ハーランドの獲得断念と報道! メッシ慰留を優先へ

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2021年05月19日

1億5000万ユーロは用意できず

バルセロナにはメッシの契約更新とハーランド(右)の獲得を同時に行なう経済的余裕はないようだ。(C)Getty Images

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 夏のマーケットでバルセロナに大金を払うことが難しいのは周知のとおりだ。ジョアン・ラポルタ会長は、2022年夏にアーリング・ハーランドを獲得できることを願っているのだろうか。

 スペイン紙『Marca』が『TV3』の報道として伝えたところによると、バルセロナがこの夏のハーランド獲得を断念したようだ。クラブの財政事情と、リオネル・メッシ慰留を優先するためという。

 ハーランドの父やミーノ・ライオラ代理人は4月、バルセロナやレアル・マドリーと会談した。移籍に向けた動きかと世界中で騒がれたのは記憶に新しい。

 だが、キリアン・エムバペと並び、現在のマーケットで最高ランクと評されるハーランドの獲得が、莫大な資金を要するのは言うまでもない。記事によると、1億5000万ユーロ(約187億5000万円)が必要で、さらに巨額のサラリーも用意しなければいけない。

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 加えて、ラポルタ会長はメッシ残留を望んでいる。現契約が今季で満了し、去就が注目されているサポーターのアイドルを引き留めるには、やはり多額の資金が必要だ。ハーランド獲得と同時に進めるのは難しい。そのため、バルサはハーランドのことをあきらめたというのだ。

 ただ、コロナ禍による経済打撃は、あらゆるビッグクラブの懐を寂しくさせている。ハーランド級のビッグネームを獲得するのは、容易なことではないだろう。プレミア勢やマドリーの関心が騒がれているが、ドルトムント側は来シーズンのハーランド残留を強調している。

 ハーランドとドルトムントの契約の解除金は、来年夏に7500万ユーロ(約93億8000万円)に下がると言われる。それだけに、バルサは1年後にトライできることを望んでいるようだ。記事は、ドルトムントがチャンピオンズ・リーグ出場権を獲得したことも、ハーランドの1年残留を後押しすると締めくくった。

 もちろん、1年後であればバルセロナが獲得できるという保証はない。ただ、まずはハーランドがこの夏に動くのか、来年を待つのかが注目される。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 
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