現地時間４月27日に開催されたチャンピオンズ・リーグ（CL）の準決勝・第１レグで、チェルシーは敵地でレアル・マドリーと対戦。14分にクリスティアン・プリシッチのゴールで先制したものの、29分にカリム・ベンゼマのボレー弾で追い付かれ、１－１のドローに終わっている。

　話題となっているのが、チェルシーの決定機が逃したシーンだ。開始10分、カウンターでメイソン・マウントが持ち込み、左サイドからシュート。敵にリフレクトして空中に浮いたボールをプリシッチがヘッドで落とし、最後はヴェルナーが至近距離からシュートを放つも、GKティボー・クルトワに足で防がれてしまった。

　これまでも、決定力不足が再三指摘されてきたヴェルナーだけに、「またか」と感じた人間は少なくなかったようだ。

　英紙『Metro』が伝えたところによれば、なんと同僚のDFチアゴ・シウバの妻であるイザベル・ダ・シルバさんが、「私が行くチームにはいつも、ゴールを逃し続けるストライカーがいる。このヴェルナー、彼は何者なの？」と発する動画を自身のSNSに投稿。さらに、こう連投したという。

「ゴールが必要だわ。この試合に勝つ必要があるのに、私たちのチームのアタッカーは得点したくないみたい。なぜゴールできないのか理解できない」

【画像】ゴールまで数メートル…チアゴ・シウバの妻がキレたヴェルナーの決定機逸シーン

　腹を立てているのは、本人も同じようだ。チェルシーのトーマス・トゥヘル監督は、直近13回の出場で１ゴールしか奪っていないドイツ代表FWが、ミスに「イラついている」と明かした。

「彼はウェストハム戦で絶好機を外し、今日もここでまたビッグチャンス逃した。だが、それについて泣いたり、後悔したりしても助けにはならない。ゴールを逃すことより、対処するのが難しい問題を抱えている人は何百万もいる。これはスポーツの良いところだ。明日は誰も気にしない。今日は腹が立って、がっかりしたとしても、翌日には顔を上げなければならない」

　同胞指揮官の叱咤激励で、悩めるストライカーが奮起するか。T・シウバとの関係は気になるところだが……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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