自分たちに矢印を向け、ブレずに、粘り強く。連敗脱出のために相模原のキャプテン鎌田次郎が重視すること

カテゴリ:Jリーグ

広島由寛(サッカーダイジェストWEB)

2021年04月24日

「今、チームがバラバラになることのほうが一番危ない」

今季初の連敗で降格圏転落でも鎌田は動じていない。「チャレンジし続けることが大事」と気合いを入れ直す。写真:徳原隆元

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「シーズンが始まる前から厳しいリーグになるのは分かっていたし、そこはみんな覚悟していたと思います」

 SC相模原のキャプテン鎌田次郎は泰然と構えている。前節のヴァンフォーレ甲府戦は0-2の敗戦。その前のジュビロ磐田戦も1-2と競り負けており、チームは今季初の連敗。順位も降格圏の21位にまで沈んでしまった。

 もっとも、こうした状況はある意味、想定内でもあった。昨季のJ3で2枠しかない自動昇格の権利を2位で掴み取った。J2で22番目のチームという見方もできる。昇格組の相模原は挑戦者の立場で、どの相手と対峙しても楽な戦いはひとつもない。「簡単に行くようなリーグでもない。チャレンジし続けることが大事」と鎌田も言う。

「結果について反省はありますけど、次の試合に向けて準備するだけだと思っています。一喜一憂せずにやりたい」

 まずは連敗を止めることが先決だ。そのためには、改めて自分たちのストロングにフォーカスすべきだろう。鎌田の言葉を借りれば「しっかりとした守備から攻撃に出ていくところ」であり「粘り強さ」だ。手堅いサッカーで勝機を見出す。「そこをもう一度、取り戻したい」と言葉に力をこめる。

 もっとも、序盤戦の戦いを通じて、やや重心の低いブロックで撥ね返すだけでなく、高い位置からの連動した守備も機能する場面は出てきた。鎌田自身にも「できることは確実に増えていると思うし、攻撃の部分でもチャンスメイクとか、中に入っていく人数とか、開幕した当初よりも全然できている」という実感はある。

 J2のスピードや強度にも慣れてきた部分はあり、自分たちも十分にこのリーグで戦えるという手応えをチーム全体で感じているはず。ただ「そこで失点が増えてしまっては意味がない」。直近2試合で計4失点。今は目の前の課題を修正することが大事だが、攻撃面にも手を加えなくてはならない。そうした作業は「シーズンを通して常にやり続けなければいけないこと」でもある。
 
 柏レイソル、ベガルタ仙台で活躍し、J1では270試合以上、J2を合わせれば300試合以上の出場歴を誇る。様々な経験を積んできたベテランDFに、この序盤戦で下位に低迷する現状において最も重要なことを訊けば「ブレないこと、チームがまとまること」と答える。

「まだ30試合以上残っているし、今、チームがバラバラになることのほうが一番危ない」

 最初からうまく行くとは思っていない。「そこで結果が出なかったからといって、何か新しいことを始めたりとかはないと思う。自分たちのプレーをし続けるだけ」。次節はアウェーでのジェフユナイテッド千葉戦。相模原らしい戦いで、勝点を手繰り寄せたい。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストweb編集部)

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