J１リーグは４月11日、第９節の８試合を各地で開催。昭和電工ドーム大分で行なわれた大分トリニータ対名古屋グランパスの一戦は３-０で名古屋が勝利した。

　17分に名古屋の山﨑凌吾がロングボールに抜け出してシュートを放つが、これは相手GKにセーブされる。しかし、33分のチャンスはモノにする。左サイドを崩したマテウスがクロスを入れる。これを相手GKがファンブルすると、山﨑はこぼれ球に素早く反応し、左足で押し込んで先制点を挙げる。

　名古屋はさらに44分、マテウスのFKから相手のオウンゴールを誘い、前半だけで２点のリードを奪う。

　ビハインドを背負った大分は後半、懸命に反撃を試みる。53分には左からのクロスに町田也真人が飛び込むも枠を捉えきれず。続けざまにセットプレーのこぼれ球を松本怜がボレーで狙ったが、相手DFのブロックに阻まれる。

　その後も果敢な攻撃を仕掛けた大分だが、名古屋の堅守を崩し切ることができない。自慢の守備をこの日も披露した名古屋はアディショナルタイム、柿谷曜一朗の移籍後初ゴールでダメ押し。３-０の完封勝利を収めた。
 

　名古屋はJ１記録更新となる８試合連続クリーンシートを達成。盤石の戦いぶりで首位川崎を追走する。一方の大分はこれで５連敗と負のスパイラルから抜け出せなかった。

　次節、大分は４月17日にホームで柏レイソルと対戦、名古屋は同14日に前倒しで開催される19節・サンフレッチェ広島戦をホームで戦う。

構成●サッカーダイジェストweb編集部

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