現地時間４月５日に開催されたラ・リーガ第29節で、前節終了時点で２位のバルセロナがバジャドリーとホームで対戦した。

　今節に首位のアトレティコ・マドリーが敗れたため、勝てば１ポイント差に迫るバルサは、開始９分にコドロにバー直撃のヘディングシュートを浴び、ヒヤリとさせられる。

　メッシ以外のスタメン10人が代表戦明けということもあり、なかなかエンジンがかからず、ボールは支配するものの、決定機を作り出せない。前半アディショナルタイムにペドリが放ったミドルも、敵GKマシプの好セーブの後にポストに弾かれ、均衡を破れない。

　後半はややオープンな展開となり、59分には裏に抜け出たデンベレがシュート。マシプが弾いたところをグリエーズマンがヘッドで合わせるも枠を外れる。70分にも左サイドからデンベレが送り込んだボールをメッシが左足で狙うが、これも枠に収められない。

　79分にはデンベレに後方からタックルを仕掛けた敵MFプラーノが一発退場。数的優位となったホームチームはさらに攻勢を強めるも、どうしてもバジャドリーの牙城を破れない。

　このままスコアレスドローで終わるかに思われた90分、右サイドからデヨングが上げたクロスのこぼれ球をデンベレが左足のボレーで叩き込み、ついに均衡を破ったバルサが１－０で勝利し、リーグ戦６連勝。アトレティコに勝点１差まで肉薄した。次節のクラシコを前に、１位のアトレティコから３位のレアル・マドリーまでが３ポイント差にひしめく、大混戦となっている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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