「ああいうところに入っていく感覚は川崎で身に付いた」
[国際親善試合]日本 3-0 韓国/3月25日/日産スタジアム
韓国戦でA代表デビューを果たした山根視来が、いきなり大仕事をやってのけた。16分、前線でルーズボールを拾った大迫勇也からのヒールパスに反応し、相手の背後に抜け出すと右足を一閃。見事に強烈なシュートを決めた。
「自分の特長はゴールの匂いがするところに入っていくところ。ああいう感じのボールがくることをイメージしていたので、あとはしっかり枠に打ち込むことだけを意識して打ちました」
得点シーンをそう振り返る山根は、「ああいうところに入っていく感覚は川崎(現所属)で身に付いた」と明かす。また、「自分のベースの切り替えや球際は湘南(16~19年に所属)でやってきたこと」と述べ、「(川崎と湘南)両方でやっていることが結果につながった」と活躍の要因を分析した。
韓国戦でA代表デビューを果たした山根視来が、いきなり大仕事をやってのけた。16分、前線でルーズボールを拾った大迫勇也からのヒールパスに反応し、相手の背後に抜け出すと右足を一閃。見事に強烈なシュートを決めた。
「自分の特長はゴールの匂いがするところに入っていくところ。ああいう感じのボールがくることをイメージしていたので、あとはしっかり枠に打ち込むことだけを意識して打ちました」
得点シーンをそう振り返る山根は、「ああいうところに入っていく感覚は川崎(現所属)で身に付いた」と明かす。また、「自分のベースの切り替えや球際は湘南(16~19年に所属)でやってきたこと」と述べ、「(川崎と湘南)両方でやっていることが結果につながった」と活躍の要因を分析した。
得点のほかにも山根は、球際でも負けず、攻守両面で好パフォーマンスを披露。もちろん、その強度は湘南時代に培ったおかげでもあるが、“戦う”意識付けがより強くなった背景には吉田麻也とのコミュニケーションにもあったと話す。
「この活動の一発目に麻也くんから『Jリーグでいつもやっている1.5倍くらいの力でいかないとダメ』だと言われていたので、(韓国戦も)入りからそういうパワーで行きました」
ちなみに吉田からは発破をかけられただけではない。山根が続ける。
「麻也くんが試合前も、試合中も後ろからすごくポジティブな言葉を掛けてくれていたので、あとは自分のやるべきことをやるだけだった」
どうやら山根は「ホテルの部屋にいる時もひとりの時間がすごく多いのでいろいろ考えた。ずっと緊張していた」そうだが、とりわけ吉田から手厚いサポートがあり、「今日はすごく整理してやれた」という。
韓国戦で最高のA代表デビューを飾ったとはいえ、「まだ1歩踏み出したばかり」と山根は地に足を付ける。そして「海外組の強度とかはこの活動で知れたし、良い刺激になっているので、もっともっとという気持ちで明日からまた成長できるように頑張っていきたいです」とさらなる飛躍を誓った。
構成●サッカーダイジェスト編集部