「ACLの戦い方はひとつのベース」
[J1リーグ開幕節]神戸-G大阪/2月27日(土)/17:00/ノエビアスタジアム神戸
1月25日の始動日から練習は完全非公開のため、布陣予想は例年以上に難しい。ただ、監督や選手たちのコメントをつなぎ合わせると、フォーメーションはACLと同じ4-3-3が濃厚だ。例えば、三浦淳寛監督は「ACLの戦い方はひとつのベース」と話し、新加入の井上潮音は自身の強みについて「神戸(のシステム)なら、中盤3枚のどこでもできる」と答えている。
4-3-3の場合、選手起用で不確定要素が強いポジションが3つある。ひとつは西大伍という絶対的な存在が抜けた右SB。順当なら新加入の櫻内渚が入るのだが、ACLで台頭した山川哲史も魅力がある。右ウイングに入る選手との相性によっても代わりそうだが、実はその右ウイングも予想できないからやっかいだ。
新加入のリンコンが右ウイングの筆頭候補だが、コロナ禍の影響で開幕戦にはおそらく間に合わない。代役としてはアビスパ福岡から復帰した増山朝陽が有力だが、田中順也や小田裕太郎ら候補は多い。1トップに藤本憲明を置き、ドウグラスをウイング起用する手もなくはない。右SBと合わせ、チームとして右サイドにどういう機能を持たせるかに注目したい。
1月25日の始動日から練習は完全非公開のため、布陣予想は例年以上に難しい。ただ、監督や選手たちのコメントをつなぎ合わせると、フォーメーションはACLと同じ4-3-3が濃厚だ。例えば、三浦淳寛監督は「ACLの戦い方はひとつのベース」と話し、新加入の井上潮音は自身の強みについて「神戸(のシステム)なら、中盤3枚のどこでもできる」と答えている。
4-3-3の場合、選手起用で不確定要素が強いポジションが3つある。ひとつは西大伍という絶対的な存在が抜けた右SB。順当なら新加入の櫻内渚が入るのだが、ACLで台頭した山川哲史も魅力がある。右ウイングに入る選手との相性によっても代わりそうだが、実はその右ウイングも予想できないからやっかいだ。
新加入のリンコンが右ウイングの筆頭候補だが、コロナ禍の影響で開幕戦にはおそらく間に合わない。代役としてはアビスパ福岡から復帰した増山朝陽が有力だが、田中順也や小田裕太郎ら候補は多い。1トップに藤本憲明を置き、ドウグラスをウイング起用する手もなくはない。右SBと合わせ、チームとして右サイドにどういう機能を持たせるかに注目したい。
3つ目の不確定要素は、アンドレス・イニエスタの代役を誰が務めるかだ。昨年12月のACL準決勝では、負傷した主将に代わって安井拓也が左インサイドハーフに入った。ただ、このポジションは候補が多く、例えばポジショニングの良さが光る郷家友太もいれば、攻撃にアクセントがつけられる新加入の井上もいる。
三浦監督は「スペシャルな選手なので代わりはいない」と前置きしたうえで、沖縄キャンプでは「イニエスタがいないなかで、チーム全体としてどういう動きをするかを追求した。そのなかで何人か面白い選手が出てきた」と述べている。開幕戦の布陣で最も“肝”になるのは、やはり左インサイドハーフになりそうだ。
取材・文●白井邦彦(フリーライター)
【画像】J1全20チームの2021年シーズン予想フォーメーション
三浦監督は「スペシャルな選手なので代わりはいない」と前置きしたうえで、沖縄キャンプでは「イニエスタがいないなかで、チーム全体としてどういう動きをするかを追求した。そのなかで何人か面白い選手が出てきた」と述べている。開幕戦の布陣で最も“肝”になるのは、やはり左インサイドハーフになりそうだ。
取材・文●白井邦彦(フリーライター)
【画像】J1全20チームの2021年シーズン予想フォーメーション