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ポルトガル代表の「レジェンド完全格付け」。C・ロナウド、エウゼビオの「ナンバー1論争」に決着! 黄金世代のドリブラーも選出

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2021年02月11日

C・ロナウドは代表最多得点記録を視野に

C・ロナウド(左上)、エウゼビオ(右上)、ルイ・パトリシオ(左下)、ペペ(右下)が、ポルトガル代表の貢献度ランキングTOP4だ。(C) Getty Images

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【識者選定 ポルトガル代表レジェンドの貢献度ランキングTOP10
1位:クリスチアーノ・ロナウド(FW):170試合・102得点[2003年~]
2位:エウゼビオ(FW):64試合・41得点[1961~1973年]
3位:ルイ・パトリシオ(GK):92試合・0得点[2008年~]
4位:ペペ(DF):113試合・7得点[2007年~]
5位:エデル(FW):35試合・5得点[2012年~]
6位:ルイス・フィーゴ(MF):127試合・32得点[1991~2006年]
7位:フェルナンド・シャラーナ(MF):27試合・2得点[1976~1988年]
8位:ルイ・ジョルダン(FW):43試合・15得点[1972~1989年]
9位:マリオ・コルナ(MF):57試合・8得点[1955~1968年]
10位:ナニ(MF):112試合・24得点[2006~2017年]

 歴代トップはC・ロナウドで決まりだ。長年にわたってC・ロナウドかエウゼビオかで割れていたポルトガルのナンバー1選手論争は、前者がEURO2016を制し、ネーションズリーグ初代王者にも輝いたことで決着した。代表の最多キャップと最多得点の記録を塗り替えたC・ロナウドは、ダエイ(元イラン代表)が持つ国際Aマッチ最多得点記録の109まで、あと7点と迫っており、世界記録の更新も視野に入れている。

 エウゼビオが活躍した1960~70年代は現在ほど多くの国際試合がなく、自ずと数字は見劣りしてくる。それでも“黒豹”の異名を取ったストライカーは66年W杯で6試合・9得点をマークし、ポルトガル史上W杯最高位となる3位入賞の立役者となった。

 3~5位には、メジャー大会初タイトルとなったEURO16で輝いた選手を選出した。まずは最後尾に君臨した英雄、ルイ・パトリシオだ。大会を通じて数々のビッグセーブを披露し、とりわけフランスとの決勝でグリエーズマンのシュートを防いだシーンは語り草。地元のレイリアでは銅像が建ったほどだ。

 そのGKとともに堅守を築いたCBペペの貢献度も突出していた。息の長い代表活動も含め、ブラジルからの帰化組でもっとも重要な選手のひとりと認識されている。大会のファイナルで決勝点を奪い、初タイトルを手繰り寄せたエデルの名前も上位に刻まれるべきだろう。大会前は当落線上にいた控えFWは79分に途中出場すると、延長後半の109分に一世一代の大仕事をやってのけた。
 
 91年のワールドユース(現U-20W杯)を制した黄金世代からはフィーゴを選びたい。ポルトガル史上屈指の才能を持つドリブラーは、90~2000年代の代表の主軸を担い、EURO2000のベスト4、EURO04の準優勝、06年W杯のベスト4に寄与。キャップ数は歴代3位で、得点数は同4位を誇る。

 優勝したフランス相手に、準決勝(2-3で敗戦)であと一歩まで追い詰めたEURP84のチームには、シャラーナとジョルダンがいた。優れたスキルを持った前者は、フランス紙の『Lequipe』から「プラティニよりも優れている」と評された名手で、後に続く黄金世代に大きな影響を与えた。後者はそのフランス戦で2得点を決めた活躍が印象的だ。

 エウゼビオと同じモザンビーク出身で、66年W杯ではキャプテンを務めたコルナも忘れてはいけない。エレガントな攻撃的MFは、シュート力とパスセンスに秀でた選手だった。

 現在はアメリカでキャリアの晩年を過ごしているナニもリストアップした。10年以上にわたって代表の主力選手として活躍し、EURO16ではC・ロナウドと2トップを編成。神出鬼没なポジショニングと嗅覚でチーム最多タイの3得点を決め、優勝に貢献している。

文●ペドロ・ゴンサウベス(ジャーナリスト)
翻訳●井川洋一
※『ワールドサッカーダイジェスト』2021年1月21日号から転載
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