１月29日、日テレ・東京ヴェルディベレーザの日本女子代表MF長谷川唯が、イタリア女子１部のミランへ完全移籍することが発表された。

　下部組織時代を含めて12年間在籍したベレーザを離れる決断をした長谷川は、クラブを通じて「自分の夢だったヨーロッパでのプレーを楽しむこと、ベレーザというチームの価値を証明できるように頑張ってきます！」と、コメントを発表している。

　言うまでもなく、ミランはイタリアきっての名門クラブだ。かつて10番を背負った本田圭佑に続く、２人目の日本人選手が誕生したことになる。

　ミランの専門サイト『milanlive.it』が「チーム強化のために重要な契約だ」と伝えるなど、なでしこジャパンの主力MFの移籍は現地でも話題となっている。

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　そんななか“警戒”を強めたのが、リーグ３連覇中のユベントスの専門メディア『ilbianconero』だ。「ミランの目的はユーベを首位から追い落とすことだ」と見出しを付け、長谷川の加入を伝えている。

「ユベントスの女子チームは、確かな道のりを歩んでいるにもかかわらず、プレッシャーを和らげることができない。わずか３ポイントのところにとてつもない２位のミランがいるからだ。首位を攻撃するために移籍市場で動き、ユイ・ハセガワの買い取りを発表したのだ」

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　そして、海を渡ってイタリアに上陸したなでしこ戦士について、次のように紹介している。

「サイドでプレーする24歳と若い日本人選手だ。幼い頃から（年代別の）代表チームに名を連ねており、2014年にはU-17ワールドカップで優勝し、シルバーボール賞を獲得した。日本ではクオリティの代名詞として認められているチーム、日テレ・ベレーザからやって来た」

　ミランやフィオレンティーナなどで活躍した名ストライカーだったマウリツィオ・ガンツ監督の下、長谷川はチームのタイトル奪取に貢献できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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