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「練習場のメッシと呼んでいた…」サラーはなぜチェルシーで“失敗”したのか? 元同僚の答えは――

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年01月28日

5年半でチェルシーに入団するも…

チェルシーでハマらなかったサラー。その理由を当時の仲間が語った。 (C) Getty Images

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 多士済々のプレミアリーグにあって、他を圧倒する存在感を放っているのが、リバプールのエース、モハメド・サラーだ。

 現在28歳のエジプト代表FWは、2017年の夏にローマからリバプールに総額4300万ポンド(約60億2000万円)で移籍すると、持ち前のスピードと抜群の決定力でチームを牽引し、瞬く間に絶対的な地位を確立。ユルゲン・クロップ監督の率いるチームにチャンピオンズ・リーグ(18-19)とプレミアリーグ(19-20)のメジャータイトルをもたらした。

 そんなサラーだが、過去にはプレミアリーグで躓いた経験もある。2014年の1月から約1年だけ在籍したチェルシー時代だ。

 当時、スイスの名門バーゼルから5年半の大型契約でブルーズ入りを果たしたサラーだったが、ジョゼ・モウリーニョ監督の信頼を勝ち取れずに低調なパフォーマンスに終始。結局、大きな成果を上げられないまま、辛辣な英国メディアから「失敗」の烙印を押されたエジプト代表FWは、出場機会を求めてセリエAの古豪フィオレンティーナへ活躍の場を移していた。

 なぜサラーはチェルシーで成功を掴めなかったのか。当時のチームメイトである元ブラジル代表MFのオスカールは、英紙『The Guardian』のインタビューで、「彼は恥ずかしがり屋だったことが理由だろうね」と興味深い持論を展開した。

「サラーは他とは違ったよ。練習での彼はまさにアンストッパブル。誰も止められなかった。けど、試合のピッチに立つとシャイで、大人しくなってしまうんだ。自信がなかったのかもしれない。今リバプールで見せているような絶対的なものがね」

【動画】存在感絶大!リバプール公式が厳選したサラーのTOPゴール50選
 明快に分析を口にしたオスカールは、チーム内でサラーに「練習場のメッシと呼んでいた」と皮肉めいたあだ名をつけて、いじっていたことを明かしたうえで、当時の指揮官であるモウリーニョの要求の厳しさも原因の一つに挙げた。

「僕は彼からの要求は好きな方だった。それで成長できると思えたからね。でも、あのプレッシャーを嫌う選手がいたのは事実だ。彼は僕のように選手たちへ大きな自信を与えてくれる。けど、同時に選手たちには信頼に足るレベルのパフォーマンスをすることを求める。それに応えられなきゃチャンスはもらえないんだ。僕は大いに助けてくれたモウリーニョを世界一の監督だと思っているけどね」

 今や世界屈指のタレントへと成長したサラー。彼がここまでの飛躍を遂げられたのは、フィオレンティーナとローマを渡り歩いたセリエAで手にした自信が大きな要因だと言えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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